「紹介会社」

雨の土曜

ある訪問看護ステの
管理者と面談

衝撃の発言が飛び出した
「紹介会社が跋扈しています」

いちど登録すれば
手を替え、品をかえて
売り込んでくる

「看護師だけではなく
医師も何でも紹介するという」

売上げが欲しい事業所は手を
出すところも
だが、落し穴もある

医療や看護や介護は
仕事そのものは地味で手間がかかる
相手は生身の人間相手だから

だけど
紹介会社のなかには
得体の知れない業者が
わんさか出てきた

「怖いほど食い散らかしに
されます」
世情の表れでもある

もちろんマトモな業者もある

ひとの不幸には、つけ込まない
でも溢れるような情報に虚偽もあるが
生きづらい社会にあるのも現実だ

だからと言って付合いはしない

真面目な医療機関や
訪問看護ステや介護施設ほど
売上げや利益には繋がらない

行政も処理に困れば
どこでもいいので紹介業者と
癒着こそしないが付き合うケースも
紙一重である

貧困が蔓延して真面目な人達が
生活できなくなつてるのも事実だ

今後よくなる方向に
安易には行かない
分析してるのは
正義の味方だけではない

ため息がでる

だけど
そんな時代だからこそ
ホンモノ同士で付合いをしたい

看取りまで誠心誠意と
適切な医療看護介護を提供するのが
責務でありたい

経営となると難しい場面もあるが
カネでつられるとロクな事はない

締めくくりの管理者の
言葉が胸に刺さった

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