徳田虎雄元理事長

突然の訃報
とても残念で悲しい
徳洲会の創業者
徳田虎雄元理事長

ギラギラした
眼で、
地域医療の陽が当たらない
ところにも、生命だけは平等

卓越した経営者は普通では
出来ない
カネもヒトもモノもないところから
泥水を啜りながら、ひとりで
創り上げてきた

幸福の定義は
絶えず弱き立場のひとに寄り添い
ながら、ときには職員、
医局にて、語気を強めた

金儲けをしたい医者はいらん
いますぐに、出ていけ
医療スキルが高いほど、奢るな
弱者を莫迦にするな
診察態度の向上と医療レベルアップ
毎日 勉強
医局会で、朝食は病院で
出されたものを食べる

カネがないから出来るんだ
赤の他人のためだから出来るんだ
私利私欲がないから出来るんだ

空港で偶然 出会ったときも
レストランでうどんをすすつた
全力投球してくれよ
弱気を助けて悪しきを挫く 
謙虚に、威張るな
 
戦ってくれよ
怠けないという私心と
サボりたいという私心と
遊びたいなという私心と

我慢、我慢、また我慢  
看護師さんを怒鳴るな 
協力してもらえる姿勢を見せろ

いつも走っていた
いつも前向きに物事を考えてきた

いまはもう
ゆつくりしてください

徳田虎雄先生 
たくさん
ご指導頂きました

泣きたいこともあるだろ
怒鳴り散らしたいときもある
辞めてしまいたいこともある
諦めてしまいたいときもある

それらをじっと我慢してゆくのも
男子の修行ではないか
会うといつも
ノートのメモを見せてくれました

合掌

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