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20230701

 音凪さんが12周年の興行で(おめでとうございます)とんちピクルスがライブをすると言うので、伺う運びに。
 諸般の諸々を終えて、一旦帰宅。帰宅してやはり体力の温存など。暑さが増すにつれて、奪われる体力も増す気がして、そんな時に大切なのは、やはり睡眠時間では無いだろうかと思いながら。只管横になる。

 体力の温存をと思っても、然程体が疲れてなかったのだろうか、一時間も眠れず、只管ダラダラと過ごした。
 先日、左側からの音が出なくなってしまったソニーのイヤーフォン(そんなに高価なものではない)の新しいのが家に来たので、サイズを調整したり、イヤーピースの色を白色にしてみようかと、している間に時間が過ぎて出かける時間となった。

イヤーフォンのイヤーピース。

 外は雨。危ないけれど、傘を差しながら自転車を漕いで、駐輪場まで向かって、そこから徒歩で駅まで。
 各停しか停まらない駅に、程なく電車はやって来て、乗り込んだ。
 それから、特急と準急の停車する駅で乗換え。天下茶屋行きの準急が来てくれると嬉しいのだけれど、次にやって来る準急は大阪梅田行きとの事で、ならば特急で淡路駅で乗換えという事にした。
 書き物が儘ならず、電車の中でと思っていたのだけれど、特急電車では席に座れず。淡路駅で乗換える天下茶屋行きの各停の中で座れたら書きものでもと思った。

 雨の土曜日。雨だから、人出は少ないかと思っていたら、そんな事は在らず、雨降りでも人は多かった。
 淡路駅で天下茶屋行きの各停に乗換えると、何とか座る事が出来て、書き物など。
 淡路駅、高架化工事の最中で、天神橋筋六丁目方面に向かう線路は、高架橋の脚の間を走って、この辺りの地上の光景も、見られなくなるのかと、思うと少し寂しい気もする。最近、この辺りを通る度に同じ事を思っている事に気が付いた。

 柴島に停まって、淀川を渡って、電車は地下に潜ると天神橋筋六丁目駅。
 阪急電車としては、この駅までで、ここから先は相互乗入れをしている堺筋線となって、料金が初乗りから加算される。
 それを考えると、ここで降りて、天神橋筋商店街を歩いても良かったのだけれど、雨が降って、ジメジメした空気。人混みの商店街の中を歩くのも辛そうだったので、このまま地下鉄で南森町まで向かう事にした。
 よくよく考えてみると、天神橋筋六丁目で谷町線に乗り換えても、南森町までは、中崎町、東梅田のふた駅。谷町線に乗り換えるのも乙な話だと思ったけれど、南森町に着いた時に、一層分余計に上に向かわねばならない事に気が付いたので、そのまま堺筋線に乗り続ける事にした。

 乗務員さんが阪急電車の人から、大阪メトロの人に交代して、地下鉄は扇町、南森町。書いていて、天神橋筋六丁目から、南森町まで、堺筋線の方がひと駅少ない事に気が付いた。
 いつの間にか、ホームドアーが設置されていた南森町駅。ホームドアーの設置で安全性が高くなったとは思うけれど、駅の情緒の様なものが半減する様な気もするけれど、安全には代えられないと、考えを巡らせた。

 少し、時間に余裕があったので、最近は線路に対して垂直に設置されている、駅のホームのベンチに座って、乗って来た特急電車の中で、書けなかった書き物など。
 何本か電車を見送って、そろそろ向かっても良い頃だろうと思いながら、ベンチから離れた。向こう側のホームの淡路駅へと向かう電車が、トンネルの奥から音を立てて反対側のホームに入って来た。ふと見てみると、北千里行きの各停で、方向字幕の蛍光灯が点いておらず、阪急電車でも、こんな事があるのだなと思った。

ホーム柵と行先幕の蛍光灯が灯っておらず、7873。

 改札を出て、階段を上がって、外に出た。

南森町。

 今ひとつ、天神橋筋商店街を歩く気にはなれなかったので、堺筋を南下。途中から商店街に入って、大阪天満宮の門の前を歩いて、少し南に進んで、雨の南森町を歩くのも悪く無いと思いながら、音凪に辿り着いた。
 座った席はカウンターで、ステージとの距離が近いので、臨場感というか、ステージと一体になれるという所も音凪の魅力ではないかと思う。

 椅子に腰を掛けて、ビールを一本。ガパオライスを注文して、出来上がるまでに空けて、ガパオライスと共に二本目を注文。

ビールとガパオライス。美味しかったです。

 開演を待つ間の、雨とは言え、夕暮れの時間帯のまったりとした時間の流れを堪能していると、開演時間の19:00を迎えた。
 一曲目は、確か「抱きしめたい」からだったか、久し振りに拝聴する気がする。と、同時にとんちさんを聴き始めた頃の事をぼんやりと思い出して、少し懐かしい気分になった。それで少し過ぎた時間を思い出して、少し切なくもなって、それに相まった様な曲も演奏された気がして、気持ちが、少し感傷的になってしまう場面もあった。

 雨の土曜日が何と無く似合う、ゆっくりとしたライブで、個人的なツボは、太陽バンドさんの曲に「かっこうドライブ」のラップの部分が乗っかっていた事に気持ちを持っていかれる。
 それと、やはり「鍾乳洞の長い旅」。ティーンエイジエンジニアリングのOP-1とバックトラックの共演。即興のアルペジオにも聞こえて、今日しか聴けない、唯一無二のトラックだったのではと。

 個人的に感傷的な気分になったかと思ったら、「沖縄に行きたい!」で南の島に行きたくなったりもして、アンコールの「Get Wild」はやはり秀逸。

 色々、切なくもなったり、笑いもしたり、悲喜交々の夜をありがとうございました。

 改めて、音凪さん12周年おめでとうございます。また、伺います。

12周年おめでとうございます。


 

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