マーダーミステリー「トランプ兵の憂鬱」: デュース(2)キャラシート

こちらは、初心者向けマーダーミステリー「トランプ兵の憂鬱」に使用するものです。

ゲーム前には、読まないようにお願いします。







デュース(2)

どうしてリーダーがエース(1)なんだ。
あいつは指示をするだけで何もしていないじゃないか。

ティーパーティー準備のリーダーに選ばれたのはエース(1)だった。
それを聞いた時、粗相(そそう)をして、女王様の前で恥をかけばいい、とさえ思った。
そういえば、この前白い薔薇を抜かなかったからって、牢に入れられたやつがいた、と風の噂できいた。

陽も傾いた頃、白い薔薇があるとトレイ(3)が大慌てでやってきた。
気付いた事自体、お手柄なのに、エース(1)はトレイ(3)を叱咤した。
本当に馬鹿なやつだ。

慌てて、サイス(6)が、水で落ちるが、赤いペンキがあると持ってきた。
まぁ…この際、しょうがないだろう。

この状況をみかねて、私は、分担して塗るように進言した。
エース(1)は感謝もなにもなく、そうしようと、いうだけだった。
腹が立ったが、ケイト(4)が褒めてくれたので、少しだけ気分が落ち着いた。

女王様が当日座られる席からみて、左からA、B、C、D、Eと5つに区画を分けて、分担して塗ることにした。
自分は「B」区画を担当した。


やっぱり先ほどのことに腹がたった。
それから次々と、今までの嫌なことを思い出すのが止まらず、腹がたってしょうがなくなってきてしまった。
何か罰を与えてやりたい、とさえ思った。

夜の会場に正門から入った。
下手に忍ぶより、堂々としていた方が良い。
みつかったら警備のため、とでもいっておこうか。
そして、エース(1)が塗ったA区画の薔薇のペンキをハンカチでぬぐいとった。
これでいい。
明日は恥をかけばいい。

ふと、がさっと音がして、会場近くの倉庫に目をやると、トレイ(3)とシンク(5)がいた。
何をしているんだ…と覗くと、あ!あれは明日使うお菓子じゃないか!!
自分が今何をやっているかも忘れ、気付いたときには体が動き、
「なにをしている!!!」
と、大声で叫んでいた
二人とも、やばい!という顔でこちらをみた。
しばらくお説教したあと、帰るように促し、そそくさと寮へ戻った。
気が動転していたせいか、普段だったら、あいつらが帰るまで見張るべきだっただろう。
怪しまれていないと良いが。


寮に帰って気付いた。
ハンカチがない…!どこにいった!!!
あの、赤いペンキのついたハンカチが!!

…仮にみつかったとして、自分のものだと言うと疑われてしまうか。
なくしたものは仕方ない。
みつかったら、自分のものではないと言い張るしかないな。


デュース(2)の目的
・犯人として最多票を集めない(8点)
・エース(1)に最多票を集める(2点)


<当日の記憶>
17:30
エース(1)は、トレイ(3)から「白い薔薇があった」と報告を受ける。
サイス(6)が赤いペンキ(水で落ちるもの)を持ってくる。
エース(1)はA、デュース(2)はB、トレイ(3)はC、ケイト(4)はD、シンク(5)とサイス(6)は一緒にEを担当した。
(左から順にA~E)


18:00~20:30
順次、薔薇を塗り始め、終わったものは帰宅。
時間は覚えていないが、塗り終わったらすぐ帰ったのは覚えている。

22:30
自主的に会場入りし、持っていたハンカチでA区画の一部の薔薇を、持っていたハンカチで拭取る。

23:00
お菓子倉庫付近でトレイ(3)とシンク(5)の声を聞き、「何をしている!」と声をかけ、説教する。

23:30
説教を終え、二人に早く寮へ戻るように促し、帰る。
寮に帰って、ハンカチをなくしたことに気付く。


<立ち回り方>
・あなたは犯人です。自分が疑われないように嘘をついて構いません。

・キャラクターの誰かが、赤いペンキのついたハンカチを持っています。
自分のものだとした場合、どうして赤いペンキがついているのか、おそらく問われることでしょう。その言い訳がうまく考えられない場合は、自分のものではないと言い張るのが良いかもしれません。

・夜の会場では、自主的に巡回した兵士がいるようです。規律を守り、しっかりとしている貴方は、自主的に巡回していたといっても信じてもらえるでしょう。

・自分に疑いがかからないよう、あえて遭遇したトレイ(3)とシンク(5)の行動を追求してみてもいいでしょう。

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