【お悩み相談】妊娠について

先に言っておくと、今日の話は凄く気味が悪い。
僕の根幹にある思想の話になってしまう。
さすがに自覚があるので、嫌な予感がする方は読み進めないでください。
「ほかの誰が嫌いでも、僕のことは嫌いにならないでください！！」
なんの覚悟もない前田敦子さんこと、シドニー石井です。

女性が大好き。はい。もうキモイ。
そもそも人と話すことが異常に大好き。なのだが、
どちらか選べ。と言われたら「女性との方が好き」って話ね。
理由は恋愛の話が盛り上がることが多いから。聞いたら意外とピュアに答えてくれて、LGBT、二次元三次元は問わず、恋って人類の最大のあるあるなわけだから、極上のトークテーマなのだ。

男女にはがっつり友情が存在すると思っていて、友情の大地の上だと意外と女性の本音がザックザック掘り出せるもんで。
「学生時代、先生と禁断の、、、」とか「忘れられないアイツのこと、、、」とか。
タイトルからしてお宝全開の話が、ジャンジャン耳に飛び込んでくるから堪らない。もう打ち出の小づちをぶん回してる気分だ。
そんな僕から言えることは浮気とか不倫は別に男の専売特許じゃありゃせんよってこと。男の数だけ女ありでさーな。この話はまた今度にしよう。

僕はとにかく自分の好きな人たちの考え方やこれまでの歩みをめちゃくちゃ知りたい。とにかく話を聞いて疑問をぶつけてしまう、質問狂なのだ。
時にその欲求は勢い余って出力を大間違いしてしまって、
「25歳で結婚して、27歳には子供を産みたいな～」という友人の無垢な夢に「なんで子供が産める前提なの？」と言って、信じられない空気になった。これはもう全面的に僕が悪い。会話大富豪で初っ端から飛ばして、１,２,King全部出ちゃってんだもん。もうあなたが革命おこさな勝てへんやん状態である。
具体例を挙げれば、キリがないが、この質問狂が高じて、「デリカシーがない」「人の気持ちが分からない」「理屈っぽい」「犬を平気で殺しそう」という悲しいレッテルを貼られた過去もすべて僕が悪い。

因みに今では流石に出力の切り替えを覚えたので、お口スピーカーには、相手によって話題を選ぶ回転つまみも完備している。
ただ、気を許すことなかれ。
所詮は人の皮を被った、クエッションモンスター。
ふとした瞬間に現れる怪物は、クッキーモンスターの様に可愛くは収まってくれない。

2日前か。インスタライブでのこと。
プチトマトと追いかけっこを終えて、疲れた僕の口から、怪物がまた、おはようございま～すっ！！してしまった。
ファンの方々の前で「子供は必ずしもできないよ？」的な話をしてしまったのだ。
まず、プチトマトと追いかけっこってなんだよって声には同感だが、本当にしたんだから仕方ない。本題はここから。

そんな僕の間違いが時に人の役に立つこともあると感じさせてくれたのが今回のお悩み相談のテーマ「妊娠」について。
この相談を見つけたときは素直に嬉しかった。
怪物だって生きていいんだって思う。

石井さんこんばんは、夜分遅くに失礼します。
GW中は石井さんのインライを毎日楽しみに見させていただきました。
noteの文章力もさることながら、言葉の端々から感じる男女の平等に対する考えがとてもしっかりしていて本当に感動しました。私事になりますが現在不妊治療をしているので「子供が必ずできる訳では無い」と生殖の知識を持って理解してくれていることが個人的にとても嬉しかったです。
1年弱仕事をしながら通院をしていて、多いときでは週3、少なくとも週1回は行っていると思います(現在はコロナの影響で通院はしていません)。タイミング法を数ヶ月、人工授精を4回失敗し、次は恐らく体外受精にステップアップするかと思います。不妊理由は「不明」で、私もパートナーも大きな理由がある訳では無いようです。不妊治療は全て自己負担なので今まで出した金額でも50万程は下らないと思うので金銭面も辛いですが、もっと辛いのが精神面です。周りの結婚した友達達はすんなりと子供が出来て幸せそうで、なんで私だけお金も時間もかけて、それでも子供が出来ないんだろう、と何度も泣いてきました。毎月生理がくるたびに、虚しくて悔しくてやり切れない気持ちになります。もちろん、結婚していたり子供がいることが全てとは思いませんが、パートナーが「子供が出来たら〇〇したい」と笑顔で話しているのを見ていると産んであげられない罪悪感でいっぱいです。また、どうしても不妊治療は女性側の負担が大きく薬や注射、あらゆる検査の副作用で体もしんどかったり情緒も不安定でポジティブなときとネガティブなときが激しくてどんどん心も疲弊してきてしまいしました。
また先日、大黒摩季さんが10年の不妊治療の末に離婚、というニュースを見て将来自分もこのようになるのかもしれないと思ってしまいました。「自分は産んであげられないから」と離婚を選ぶ気持ちが痛いほど分かってしまいます。
幸い、実家も義実家も孫を急かしてくるようなことも言ってきませんが、祖父母や親が元気なうちに見せてあげたいなという気持ちも強いですし、今でこそ高齢出産は当たり前ですが、年齢的にも早めに産みたいというのが正直な気持ちです。
ただ、この経験を通して自分の身体を大切にしたり、子供のことを真剣に考えるキッカケになったということは、不妊で無ければ得られなかったと思うので、そこはポジティブに考えています。そして、何よりパートナーが真剣に子供について考えてくれたり仕事の合間を縫って病院に来てくれたり、協力的なのが幸せだと思います(2人の子供のことなので当たり前ですが、意外と治療に後ろ向きな旦那さんも多いと聞くので…)
取り留めのない長い話で申し訳ありません。悩み相談ではないかもしれませんが、石井さんの考えを聞かせてもらえると嬉しいです(^^) 

悩み相談は「分かりやすく端的に。」をモットーにしていますが、今回は僕の中で話が複数連結しているので、少し長くなりそう。。悪しからず。

まずは、タイミング法といった具体的な不妊治療の方法を知る機会を僕に与えてくださったこと、心より感謝申し上げます。
まず妊娠について、男性でろくな恋愛もしてない自分が語ることも恐れ多いですが、性の知識を深める機会は本当に大切だと思っているので、また一つ勉強させていただきました。
今回の相談者の方は周りにも恵まれ、不安はあるものの特段悩みに近い感情になっておられないようですね。素敵な方が集まる人徳があられるのでしょう。頭が下がります。

幸い、僕は既出である過ちの数々を乗り越え、それでも関係性を前に進めてくれた懐の深い女性革命家、ジャンヌダルクたちから、生理痛やそのメカニズムの話を聞く機会をいただいてきました。
中高男子校の僕からしたら、それはそれは全てが初耳で、心から女性を生物として尊敬し、「男女平等」と「レディファースト」に感じていた長年の悩ましいジレンマにも整合性を感じえる結論に至っています。
月に1週間で、年間3か月ですか？こりゃたまげたもんで。
今、目の前のジャンヌダルクは体内内戦中かもと思えば、レディーファーストは当然という結論になります。

そして子供が大好き。もしドラゴンボールが７つ揃ったら、「子供を産みたい」と三回唱えて、三つ子を授かる僕からすれば、この染色体を持って生まれた運命である以上、妊娠できないという事実は、無条件で女性の地位を引き上げます。もちろん実際に産んだかかこの際関係ありません。とにかく母は父より偉大なのです。

これらが基本的に女性のほうが偉い。という僕の根本思想の根拠になっています。

話が逸れましたが、今回の相談者のように、性の話はパートナーとよく話し合うべき議題だと思っています。何故なら、どちらも他方を経験してないからです。経験してないことは分からない。知らない。そのまますくすくオジさんになってしまうと、「そんなの知らねえよ！！」とちゃぶ台をひっくり返す別のモンスターが一丁出来上がってしまう。
スマートに知れればいいのかもしれませんが、「知らないから、良かったら教えてくれないか！！」と怒鳴る方が僕には性に合っています。

ここからは発言に気を付ければならないゾーンにも足を踏み入れます。
お子さんは授かりもの。必ずしも全員が産めるわけでもないという前提に立っている僕は、養子の存在を取り上げざるを得ません。
養子制度は大賛成で、逆に「血のつながった～」という言葉があまり好きではありません。それがさして大事なものに思えないからかもしれませんが。。
親から子へ。受け継がれるのは遺伝子じゃなくて意思なんじゃないかと。。
そんなことをいつも思っています。
因みに、近しい関係で養子になりかけた人も知っていますし、その時に養子縁組制度は少し調べましたが、詳しいわけではありません。
単純に生まれた命は大切にできた方がいいんじゃないかと思っているから、こういった子供という議題には、今ある命を大事にする。という考え方もまた一般的になればなと願ったりもします。

ほら。やっぱり、まとまりのない文章となってしまいました。。
結婚とか浮気とかに関しては、また別で取り上げさせてもらいます。
以上が僕の考えです。芸人の文章じゃ～ありゃせんでっせ。
相談者さん、気味が悪かったでしょうか？

いろいろ私見を述べましたが、子育てもそれに伴う経済活動の苦労も全く知らない、実家暮らしの25歳。
ドラ息子日本代表。ポジションは青二才の机上の空論です。

間違いも多々発言しているかと存じますが、周りのジャンヌダルクさん。
またいろいろ教えてくださればと思います。
またこれらの思想を実際に行動で示せる未来を描いてこれからも歩みを進めていきます。

最後に、この記事は相談者さんに直接、許諾をいただき掲載しています。
ご相談に敬意を表するとともに、例えこの方がどんな結論を迎えようと、ただ幸せだと言い切れる人生を心より祈っております。