無駄のない社会

先週の水曜日にホンマでっかTVをたまたま見ていました。
そこに出られてた、北海道大学教授の長谷川英祐さんが、興味深いことを話されてました。
働かないアリがいるからアリの社会は成立しているということです。
アリの社会では2割が良く働き、6割が普通に働き、2割が働かないというのがこれまでの学説だったそうですが、その2割にも意義があるということです。

自然の社会は弱肉強食で、皆が休んでる時間というのはありません。皆が同じ時間に働き同じ時間に休めばそれは危機です。皆が休んでるときに働く存在というのが必要です。それが働かない2割というのを証明したそうです。

ある時間、ある場所だけをきりとって観察すると働く存在、働かない存在と見られるかもしれません。一見無意味な存在と見られるかもしれません。しかしその存在にも意味があり、その存在があるからこそ社会、組織が成り立っています。これは人間や会社でも同じことが言えるかなと思います。

自分は無意味な存在だと思っている人も大きな社会で見れば役割があってその社会を作っている存在です。会社でサボって見える人も、自分が見えないところでは役割を果たし会社を成り立たせているかもしれません。自分の主観で人の価値を決めるというのは危険かもしれません。自分の主観で見れる範囲なんて言うのは全体のほんの少しです。

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