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web site Design review No.12

良いと感じる理由の言語化と、引き出しを増やしたい気持ちによるデザインレビュー。

■第一印象
現代的でありながらアカデミックな印象

■ターゲット、目的
ターゲット:美術作品に関心がある人
目的 : イベントの訴求、来場数の増加、

■使用フォント
EB Garamond
Bodoni Moda(みどころ部分)

■配色
ベースカラー D7D8DA 青みグレー
メインカラー 0068B6 シックな水色 
アクセントカラー F0CC1D 金
フォントカラー 08090B 限りなく黒 、2E3438 濃いグレー

■サイトのページ構成
・HOME
みどころ、展示の流れのチャプター、展覧会概要、会場
→ページに辿り着いた時にさっと見たい優先順位の高い内容

・左のメニュー
チケット、音声ガイド、図録とグッズ、スペシャル(外部コンテンツ)
→じっくり見たい時、または独立させて見せたい内容

■実装まわり
・kvで作品の画像が一枚だけ表示するのではなく、次に表示される作品が背後に重なっている。俊敏なスクロールで表示。普段目にする機会が多い形式で真逆の普段なかなか目にかかれない作品を据えているのがさりげなく大胆と感じた。
・展示タイトルの下部に、スクロールでメインに表示された絵画の作品名、作者名、年代がさりげなく表示されている。
・「Chapter」で登場する作家の名前と作品の画像が右から左へゆっくりスクロールで流れる。
名前だけでなく、ミドルネーム部分に作品の画像が一緒に流れている。軽すぎないポップさ、意外性と前衛的な印象を感じさせる。

■デザイン
・kv部分の絵画をきっちり繋げて次の作品をチラ見せカルーセル
・作者名のミドルネームの間に小さくサムネに
・サイトの左端はメニューバーにしたり「チケット情報」は縦書きのベタ塗りな感じで絵画の展示としては珍しい組み合わせの構図。
通常のWEBデザインでよく見かける現代的な要素を伝統的で格式の高い歴史のある絵画を扱うサイトに適度に組み合わせている。
・絵画と現代的なデザインそれぞれが持つ印象同士を掛け合わせて起こるギャップの魅せ方がうまく表現されていて、丁寧にデザインされている印象を受けた。
・絵画の硬過ぎず、POP過ぎすぎない絶妙な匙加減を感じた。

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