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不定期連載(1) 天野護堂という人物

天野護堂という人物

 天野護堂という自称SF作家がいる。なぜSF作家かというと、日本SF作家クラブに所属しているから「作家」なのだそうである。

人を見る目が無い!

 まず、このスクリーンショットを見ていただきたい。
 唐沢俊一という悪評高い(亡くなられてから悪評がさらに高まった)人物と一緒にSF大会で企画を行っているのである。

ダイコン7のプログラム。天野護堂と唐沢俊一の共同企画

 この企画の裏に何があったのか?
 まずはそれを紹介する。
 事は、大阪に存在した「国際児童文学館」が橋下徹元大阪府知事の決定によって一方的に決定されたところから始まる。橋下徹の言うことなので、一見するともっともなように思えるのだが、反論は受け付けないという常軌を逸したものだった。
 廃止にともなって、所蔵されていた児童書や漫画の管理が大阪府立中央図書館へと移転される。確かに、場所的には行きやすくなるのだが、専門の図書施設であるがゆえに寄贈に際して有利に働いていたことが無視されてしまったのだ。
 もともと、この企画は大阪国際児童文学館の職員が来て話をするはずだったのだが、当事者である職員との連絡がつかなくなった(ヤベぇ)ため、天野護堂が呼ばれることになった。
 すると、天野護堂は、「ゲストとして行ってやるんだから、交通費を出せ。私は日本SF作家クラブの会員である。自分の言うことは日本SF作家クラブの総意である」と、意味のわからないことを言い出したのだ。この事実関係についてはSF大会の常連スタッフ間で共有されているので確認済みである。そして、これを最後に天野護堂は日本SF作家クラブの会員であるにも関わらず、SF大会から招待が行かなくなった唯一の人物になった。
 そして、企画は天野護堂が主導し、亡くなられてなお、評価の急降下が激しくなった山本弘主催の「と学会」繋がりで天野護堂と面識のあった唐沢俊一を招いて行われることになった。この時、唐沢俊一は盗作問題が発覚しており、それを知る人の前に出るのはかなりの苦痛だったのだろう。この企画のためだけに東京を大阪を往復することになった。
 企画の内容は、単に希少本を紹介するだけのものであり、企画を主催するかたちになった天野・唐沢の二名は、同時期に行われていた廃止への反対署名や、反対のアピール、パブリックコメントの提出などには言及しなかったとの証言がある。
 この時点で全部がおかしかったのだ。

この企画の意味はなに?

 なぜ、かように意味と意図がわからない企画が行われてしまったのか?
 天野護堂が日本マンガ学会と深い関係があったことに原因がある。マンガ学会の調査結果を知っている、この一点だけが必要とされたわけである。希少な漫画作品の写真を入手したので、それを紹介するためだけに行ったわけであり、大阪府の決定に反対する気はなかったのだ。
 こんな有用な施設が廃止されてしまうんです!
と言っておけば聞こえは良い。
 だが、この企画に費やされた時間は行政に対して何の抵抗にもならなかった。この時点で、かなりの醜態である。恥知らずというか鉄面皮というか。
 これは、氷山の一角であり、これから暴露・糾弾をして行く予定である。

付記 山本弘という人物

 天野護堂と唐沢俊一の接点となった「と学会」会長だった山本弘という人も相当に凄く意味不明な発言や行動が多かった。
 たとえば、アニメ「ガサラキ」において能がでてくるのだが、実際の能には神降ろしや憑依の話が多く存在する。したがって、そこに異次元人を下ろそうとしたらきちんとSFじゃね? と、私は解釈して納得している。
 それを山本弘は「能に対する誤解がある」と書いていた。山本弘の能に対する理解を知りたかった。根拠を述べない批判は響かない。