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20230710レポ

2023/7/10(Mon)
NINE POINT EIGHT PRESENTS 『脱皮』 @LIQUIDROOM
CRYAMYの自主企画でtacicaとSPARK!!SOUND!!SHOW!!がお呼ばれしたライブ。7/7の金曜paionia対バンからの7/10月曜で、定時ダッシュからの定時ダッシュで参加。

※基本的にtacica部分だけ感想書きます。
※バンド全般の知識がないため的外れだったらすみません…。
※下手側にいたのでベースの話がちょい多めです。


初めのスサシ、陰キャオタクがビビるバンドの典型だったのですっごかった!!客にダイブだし、客降りとかいうレベルですらなく建物の脇の方伝って降りてきてお客さんと会話だし。すげ~~!!!!

「友達100人作りに来ました~!」

明るすぎて眩しすぎて目が潰れるかと思った。こういうこと言えちゃう人は既に友達100万人くらいいるやつ。

最前あたりのお客さんは熱気がものすごい。終わった後めっちゃ汗掻いてたもんな~エネルギッシュだった。今時のバンドらしい「写真動画okです!」が凄いなと思ったし「代わりにライト付けてください!みんなの光をお願いします!」って、会場の照明落としてお客さんのスマホライトオンリーで成り立たせてたのも凄かった。インパクトほんとに凄かったな。


で。

舞台転換で中畑さんのドラムが見えて。

このあとtacicaやるの!!???
え!!!????!

という驚き。
演者でもないのに勝手に緊張してしまう。
(ちなみにその後、CRYAMYのライブもスサシみたいな感じとはちょっと違ったので、むしろスサシが凄すぎたのだが、当然ながらこのときは半分以上ビビってる)

いつもの入場BGMで3人が登場。ドキドキが最高潮。下手側の端にいたので猪狩さんのギターがこのときようやく見える。7/7と同じ奴だ!
同じセトリですか!?
ここであのセトリを!?
いや持ち時間もうちょい短いはずだからいやでもどうすんだ!?
ここでも勝手に焦る。スポーツ漫画のモブ観客みたいな、感想と憶測で騒ぎまくるやつ。



HERO

paionia対バン同様この1曲目。
永遠みたいなギターの伸ばしが本当に大好き。

tacicaのライブではメチャメチャ盛り上がる曲なんですよ、と思いながら周囲を見渡す。知らなそうな人さすがに多いなー。「この人らはどういうバンドなんだろう?」と、値踏みではないけれど、そういう空気を肌でひしひしと感じた。

たくさん聴いてたくさん楽しんでたくさん興味持って帰ってくれたらいいな。
そんで、ステージにいるお三方にもファンはここにいますよ!って知っていてほしいなー。

……と思ってしまい、普段なら絶対やんないのにめっちゃ手を挙げるなどしてしまった(バンド文化に疎いので人の邪魔になったら申し訳ないなというあれがあった)

つべにフル上がってる曲だけど、今は各種サブスクが豊富だから『これさえ聴いておけば』が分かりにくいかもな(私も結構分からんなと思ってる)とかも考えたりした。

ンなこたぁさておき、2番Bメロのシンコペーション的リズム、最高過ぎんか?



黄色いカラス

黄色いカラス!!!!!!!???????
最高じゃん!!!!!????!!?!??

これもつべにフル上がってるやつ~~!!tacicaのライブ通い始めたタイミングはめっちゃセトリに入ってたけど、ここ暫く聴いてないからちょっと懐かしさある嬉しい~~!!!でもさすがに入りのところの手拍子はなくてしょんぼり。tacicaそもそもそういうのほとんどないもんな……黄色いカラスも入りの数小節だけだもんな……でもこれ普段のライブでは沸き曲なんですよ~~!!!???メチャメチャ手を挙げてしまったよ。

普段よりも強めのがなり。熱くて強くてかっこいい。結成からそろそろ20年目が見えてきたバンドなのに、アウェイでの戦いするんだ本当にすごい……


これは深読みですが、CRYAMYさんが「俺たちはバズるとかも全然無縁で」みたいなこと話されていたと思うんだけど、そういう彼らに向けた曲が『黄色いカラス』なのかなぁとも後で思いました。



アリゲーター

あっ!!!!!!!!???!!
アリゲーター!!!!??!!!
ありがとうありがとうありがとう大好き大好き大好き!!!!!

カラスからのアリゲーターだ!!!

去年のビルボードの記憶が蘇る。これ大好き。


入りのギターの音から全部持ってかれる、初めて聴いた時に2秒で大好きになった曲なので本当に嬉しい。

毎回思ってるけど今回のセトリ最高過ぎませんか!?6/30→7/7→7/10で詰まってたからスルーしたtacicaファンの方もいたかもしれないけど、メチャメチャ聴いてほしいよこれ……billboardからのpaionia対バンの切り替え半端なかったけど、paionia対バンとこのセトリも全然色が違うよ凄すぎるよ……。



金糸雀

アッッッッ(イントロドラムの確定演出)

こんなにアップテンポ曲連続でやるの珍しいのでは!?
てかまた動物だ嬉し~~!!!

今回もまた息を詰めながら聴き入ってしまう。赤色のライトや薄暗い室内が似合い過ぎる。暗い、から始まるAメロBメロから、サビで明るさを少しだけ取り戻すような音色が好き。

手を挙げてる人もいたけど、イェ~~イ!!って感じじゃなくて、ステージへと手を伸ばすような感じがしました。メチャメチャに分かる。祈りの手だった。少なくともわたしは。

遠くて小西さんのユニゾンベース見えなかった~~~~いいもん7/7に目の前で見たもん!!!!


~MC~

ギター持ち替えであの金属音のアコギ?になる。
猪狩さんが「他のバンドのリハ見てて……これ、やってもいいのかな?……って思った曲を、やります」と仰っていて、エッここでordinary dayですか!?わたしは好きですけどほんとに!!??となる。



ハイライト

あっ(死因)(完全に中畑さん見えてなかった人)

気のせいかもなくらいでちょこっとテンポ遅かったかも。スサシの後で金糸雀の後でこれは……温度差が凄い……最高……。

意外にも、ここで場の空気変わったなーという気がしました。体揺らしながら聴き入る人が多かった気がします。


合間合間でドラムが抜けてギターがリズムを担うタイミングがあって、そこで広がるベースのかすかに温もりのある、指弾きの丸みを帯びた音が最高だと思います。

『同じ音色の日は 二度とは来ない』

本当にそうだなと。全然違う音だったし、聴いているこっちも全然違う。でもどちらも最高だった。


好きすぎてこの頻度で聴くの心が保たない、く、くるしい…………。



小西さんが持ち替えを行う確定演出。

アロン

ハイライトからのアロン!!??!??
完全に客をボコボコにしに来ている。最高。

赤からの白からの赤だ!!!強い大好き最高。全力で泳ぐサビが大好き。


変拍子のところで、お客さん全体的に「えっ?」てなってましたね~嬉しいな。間奏でのライブ用のドラムラスト数小節も好きだし、はっとするような猪狩さんと小西さんハモリが気持ち良すぎる。

ラスサビ前のドラムvs.ベースvs.ギターの三つ巴、本当に三つ巴でバトルな感じが凄かった。対バンからの熱が来てる。

終わった後の拍手、tacica曲の中で一番大きかった。



LEO

アロンからのLEOは5億点なのよ。

体感ちょっとだけテンポ速かったかな?とも思ったけど、単に私のテンションが上がりすぎて速く聞こえただけかもしれない。


会場の空気があったまってきた中で、若い子多い中でもこの曲知ってる人多かったみたいで、Bメロの刻みでもノリ良かったし、サビで手を挙げる人めっちゃいてうれし~~!!タイアップ曲の知名度すごい~~!!!ここでようやくtacicaってあの曲のバンドか!ってなった人もいたと思う。(パブサしててもそういう人ちょいちょいいた)

良いでしょtacica。私の大好きなバンドです。


ラスサビでの空気ほっかりしてた。この曲は文句なしの天才曲です。



~MC~

今まではライブで披露してから収録してた。ブラッシュアップした末の収録。その方が絶対良いクオリティになるのに、いつからか収録してからライブで披露するようになってしまった。僕たちがそう持ってってしまった。だから、今日全部新曲で、これからレコーディングで、っていう場面に立ち会えたみなさん、本当に素敵で幸運だと思います。

普段あまり聴いたことのない、少し早口で、熱っぽくて真剣な、猪狩さんの言葉に圧倒されてしまった。バンド文化も音楽文化も疎いので昔から今の流れだと思ってた。tacicaはいつも知らなかったことを教えてくれる。

「……思います」

と二回目言って拍手貰ってたのはちょっとかわいい。猪狩さんの独特な話し方?間?は言葉がまたすぐ次続いてくんじゃないかって思わせられてしまって、拍手の手が止まってしまう。共感してないわけでもスト起こしてるわけでもないんですが。


「最後に人鳥哀歌という曲をやります」

やった!!
今日もいるペンギンさんを見やりつつ、ドキドキしながらEの音を待つ。



人鳥哀歌

明るくて疾走感があるけどエレジーな曲。

今日初めてtacicaをライブで見たよ!という人もたくさん手を挙げてくれていて、とても嬉しかったです。

2番後の間奏も、たくさんの方が手を叩いてくださってちょーーーー嬉しかった!!色んなバンドにはそのバンドの良さがあるんだなって。派手に盛り上がるタイプのバンドではないけど、だからこその『聴かせる曲』だったり『一緒にノりたい曲』だったりの幅広さがあるんだなぁと。



メチャメチャ楽しかった!

無理して定時ダッシュして良かった。個人的に苦しい日々が続く中で、こうやってライブ参加させてもらえるのが本当にありがたいし、お三方とスタッフさん方につきましてはたくさん美味しいもの食べてたくさん素敵な日々を送って欲しい。


次は集う鹿だ!

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