坂道のアポロン試写会感想

坂道のアポロンの試写会行ってきた!

大変失礼ながら、どんなもんや笑という気持ちで観た野郎なんですけど
よかったです………

漫画の実写はそれほど諸手を上げて賛同出来ないことが多くて、坂道のアポロンも同様でした
違う実写を観たときに、とことん別物な映画になってた記憶も新しかったのもあると思う


坂道のアポロンの場合原作は序盤しか覚えてなかったので、ストーリーの流れは原作と違うのかもしれませんが
とてもきれいにまとめられていて、見やすかったです!


薫さんが転校する春から、海ではしゃぐ夏、文化祭の秋、クリスマスの冬、そしてラストと
それぞれ見所が用意されていました


や~~そして四季折々の見所を大きく支える音楽!!
使うポイントがうまい!

以下映画の内容に触れそう🌝
まっさらに観る派の方は飛ばされるとよいかと…
覚えてる範囲で個人的見所吐き出します

春に薫さんが転校して、千太郎が「おぼっちゃんにジャズなんかできん!」と断言された悔しさから
猛練習する薫さん

りっちゃん家で買ったレコードを聞いては楽譜に書き起こし、ピアノで弾いてつまずくとまたレコードを聞くの繰り返し

ここで個人的な春の見所なんですけど
千太郎が弾いてた「Moanin」を、薫さんは授業中にも机の上で指練習をタカタカしていたら

それに気付いた後ろの席の千太郎、薫さんの指に乗せて鉛筆でドラムのリズムを叩くんですね!

鉛筆と指のセッション!も~~!
にこにこと鉛筆でリズムを刻む千太郎と、勝手に合わせてこられて苦々しい表情の薫さんの対比、よかったです…

授業中に指でタンタン鉛筆でカンカンされて、りっちゃんの笑顔の後ろで
めっちゃ迷惑そうなクラスメイトの坊主くんもちゃんと写ってました笑

許してくれ坊主くん……ふたりのセッションは始まったばかりなんや……

あともうひとつ、個人的な見所が秋の文化祭でした

とある理由で仲違いする薫さんと千太郎
ジャズひとすじだったはずの千太郎はヤケになって、ロックバンドの演し物に出演します

このロックバンドでボーカルしてた「イケイケ男子」の髪形がビートルズに似てたのは
やっぱり60年代という時代を意識されてたんでしょうか

ロックバンドの演奏中に、突如電気がつかなくなります
「まだ直んねえのかよ!」と怒鳴るビートルズ男子
謝る実行委員会のぽっちゃり男子

ここで!同じく、文化祭の実行委員会で舞台裏にいた薫さんが
白シャツの袖をまくりながら

「僕がつなぐから」

とステージのピアノを弾き始めるんです

しゅ、主人公~~ !かっこいい~~ !

薫さんのピアノに、舞台裏でぼんやりしてた千太郎もドラムで入ります

ああたまらん

アイコンタクト交わしながら、演奏していく二人

次第に、薫さんと千太郎に笑顔がこぼれてきます
さっきのロックバンドであんなに大人しく叩いてたのに!千太郎!

セッションは大盛況

演奏を終えて薫さんに近づく千太郎が、片手を上げます
ハイタッチかな?と思ったら

薫さんの手をつかんで、「逃げるぞ!」と
学校から飛び出しました!

えーーー!もう、えーーー!

秋晴れの爽やかな空、柔らかい日差しの中ふたりはだんだん笑ってしまいます

溢れる青春のオーラ……
日光だけではない圧倒的な眩しさ………!

薫さん、足下体育館シューズのまま外でちゃったけど、いいんです
薫さん、実行委員だけど、いいんです

心から笑って今を生きてる薫さんと千太郎、無敵でした

これで映画終わりかな?と勝手に思ってしまいましたが
まだまだ続きがありました

冬も、そして繋がるラストも大変によかったです…

その他、惇にい役のディーンフジオカさんのスタイリッシュさだとか
ヒロインりっちゃんがまたいじらしいところだとか

坂道のアポロン、私は楽しんで観ることができました

映画館を出て「Moanin」と「My favoriue things」を口ずさまずにはいられませんでした

主演の知念さんと中川さん、撮影に向けて10か月練習されたそうなんですが

今回の試写会を当てたジャニーズファンの知り合いいわく
知念さん、楽譜が読めないからと指導される方の指の動きで覚えたそうです

ま、まじか………
がっつり弾いてるシーンたくさんありましたが、
とても信じられない…知念さんすげえ……

中川さんのドラムもがっつりどころか、ピアノのように誤魔化しづらいと思うんですけど
ばりばりに演奏されてました
すげえ………

以上です!

すっきりした!

観て後悔することはないのではと思います!演奏をしたくなります

ここまで読んでくださった方ありがとうございました!