スキップとローファー 27話とても良かった話
スキップとローファー最新刊ものすごく!よかった……!!!
スキップとローファーは、進学を機に上京したみつみちゃんが主人公の青春ストーリーです
ピュアなみつみちゃんが、目標に向けて1日1日を精一杯生きる姿に
クラスメイトと一緒に読み手もエネルギーをもらえます
1話の試し読みこちら
https://afternoon.kodansha.co.jp/c/skiptoloafer/
さっき5巻読みまして
志摩くんが!い~~(良)い!感情の芽生えさせしてたり見所たくさんあるんですけど
特に27話がめっちゃめちゃよかった!!の興奮をそのまま打ち込みます
27話では
主人公みつみちゃんの友達・誠ちゃんが文芸部の男子の先輩と二人で出かけることに
ほんのり気になる存在の先輩とデートだ!と、誠ちゃんは友達・ゆづちゃんの力も借りながら
慣れないメイクやオシャレに奮起します
この一生懸命さもまたかわいい!誰かを思って重ねる努力!過ごす時間!素晴らしい!まぶしい!!
以下、27話で好きだ~~ってなったシーン
①「ごめん なに?」
当日、先輩と過ごしているうちに「た…楽しい…!」と思った誠ちゃんは
落ち着いて話したい気持ちから、思いきってお茶のお誘いをします
しかしながら、それに対する先輩の返事は
「ん?ごめん なに?」
誠ちゃんは、先輩と目が合った驚きやら、聞き返された気恥ずかしさで誤魔化してしまいます
まずここで既にいい……………
楽しいなぁ、もっと話したいなぁと思った誠ちゃんが、
「あの そろそろノドとか…」の一言を声に出すすために
かなりの気力を振り絞っているのが伝わります
だけれども!
聞き返されてしまったら、もう一回は言えない!!
わかる~~…なんなんでしょう、聞き返されると途端に失われてしまう、なけなしの自信と勇気
なんでもないなんでもない!って背中に隠しちゃいますね、なんなんでしょうね
②「はい」
話題は誠ちゃんの友達に移ります
そこで先輩は、誠ちゃんの友達である、ゆづちゃんについて
「あのキレーな子かぁ」
と呟いてしまいます。
この誠ちゃんのデート準備に手を貸してくれたゆづちゃん、いわゆる美人です
ゆづちゃんは誰が見ても「キレーな子」と評されるような美貌だから先輩の反応は当然だ、と思う一方で、
一緒に出掛けている自分に、別の女の子を"かわいい"と口に出しちゃう先輩の迂闊さに引っかかってしまう誠ちゃん
誠ちゃんは、デートとして並々ならぬ気合いを携えて今日を過ごしていたけど
先輩にとっては、「キレーな子」の一言が誠ちゃんの胸中を大いに乱してしまうのでは?なんて想像力を働かせないくらいには
気軽な文芸部の集いだった…という……
この…この認識の差よ……………あ~~~~
頑張ってセットした髪のほつれが!慣れない靴にむくんだ脚が!!
誠ちゃんの心境を表してるようで…ほんと…
トイレでうなだれる誠ちゃんのシーンもぐわ~~っとなるんですけど、
さらにこの後
先輩に「ちょっと早いけど解散する?」と言われた誠ちゃんが
穏やかに微笑んで、「はい」とだけ返すシーン!!
いや~~誠ちゃん~~~~!!開きかけた口が閉じられたコマ…ちょっとお茶して帰りましょうよなんて頑張る気力は彼女にもうないんだ………
このへんで泣いちゃいました…誠ちゃん………
この後から、話の最後もめっちゃいいのでぜひ読んでほしいです……
誠ちゃんの「ありがとう…」のシーンでもっと泣きました 何の涙?
誠ちゃんとゆづちゃんの関係、いいんですよほんと……
③「みんないつ自分が当事者だって気づいたのかな?」
これは主人公のみつみちゃんが、初めて化粧に興味を持った日のセリフです
このセリフのあとに「自分がオシャレして恋する年ごろだっていつ気づいたのかな?」が続きます
これも好きなシーン!
そうなんです………小さい頃は一緒になって、サラサラした砂がよく取れる場所探しに全力を尽くしてたり、ブランコでいかに180℃漕ぎに近づけるかを考えていたはずなのに
いつの間にか漫画で読んだ「10代」になり「若者」になり、「親」になっている
いつか、の姿だったものに、気付いたら周りはなっている!
ほんと、いつの間にそういう年代と気づいてるんでしょうか?
あまりの生きている時間の違いに、呆然としてしまいます…なんて浦島太郎……
ちなみに、このみつみちゃんのセリフに対して、保護者のナオちゃんの言葉がこちら
「自分のそうしたいと思うタイミングでいいのよ」
「好きなときに始めて好きなときにやめりゃーいいわよ」
みつみちゃんを通して、誰もが抱えたことがある不安定な心情も、それを優しく支えてくれる言葉も与えてくれます…素敵な漫画です
スキップとローファー!ぜひご一読してみてください🤗