空虚を食べる(2022年10月16日)

個人の見解の極地の話、大規模チェーン店の安価な料理は、私のような吹けば飛ぶような賃労働者には相応なのだけど、食べていると若干空虚を食べている感覚になる。それは作る人も食べる人もお互いをピクトグラムくらいの粗さで捉えていることで相互協力的に生み出された空虚だと思う。

「資本家が諸君を肉ではなくじゃがいもで、小麦ではなくオート麦で生活させたいと思ったなら諸君はその資本家の意志を経済学の法則として受け入れ、それに従わなければならない。」
マルクス『賃労働と資本/賃金・価格・利潤』森田成也訳

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