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それが出来ないから、自分で自分が嫌いになっちゃう

ある夫婦の話、旦那はかなり多忙な職種で、いつも帰宅は終電近く。

朝も早くて夫婦でゆっくり話すことも出来ずにいました。

幸いにも日曜はしっかり休みで、休日は家族でいる時間を取っていたそうです。

子宝にも恵まれましたが、なんせ小さい子供は手がかかる。近親者も近くにおらず、仲良いお母さんもいないので奥様は結構しんどかったそう。

そんな毎日が続き、心の余裕がなくなった奥様は、帰宅の遅い旦那にきつくあたるようになってきました。

家族のために頑張っているのに、僕はなんでこんなに言われなければならないんだろう。しんどいなー

仕事で拘束時間が長いのもストレスなのに、奥様からも言われる。次第にケンカも増えてしまって、どんどん苦しくなった。

会社の人からそちらの家族はどう?と聞くとうちもケンカが多いとの返答に苦しいのは自分だけではないと思い踏ん張りました。

それでも夫婦ケンカはとっても苦しい。どうすればいいんだろうと悶々とした日々、思考をめぐらし思い浮かんでは消え、思い浮かんでは消えと解決方法をずーっと考えていました。

そんな中、ある発想が生まれる。

辛いのは奥さんも一緒じゃないのか

辛いとは?

旦那が帰って来なくて辛い……ではなくて。

確かに育児や他にも苦しくなるような状況ではあるけど、家族のために頑張ろうとしてくれている旦那を笑顔で迎えたり送り出せない。自分の醜さと向き合う辛さという事。

大好きな自分の子供が何かした場合、そこまで怒る必要なないのに、かなりきつく言ってしまう自分を抑えられない。みたいな感覚だと思う。

この思いはあるかもなー

そこに気付いた旦那は具体的に何が変わったかは分からないが一つ一つの行動や言葉が変わったみたいで、夫婦ケンカも少なくなっていったそうです。

二人で乗り越えた一つの証やね。

ちゃんちゃん