叱るのって難しい

 親から見た子どもの「変な行動」を叱ってやめさせられるんですかね。

1.お風呂場の床の水をなめたり、椅子の支柱をなめたり

 3歳になったうちの子は最近変な行動をします。例えば、お風呂に入っているとき、お風呂場の床の水をなめたり、椅子の支柱をなめたりします。親から見れば完全に奇妙な行動ですし、衛生面からも絶対にやめてほしい行動です。
 しかし、これをやめさせる方法が未だ見つかっていません。「なめちゃダメ!」と叱ってみたり、「そこをなめるとパパ悲しいよ」と悲しんでみせたりするも効果はなく。うちの子はキョトンしていったん行動をやめるものの、次の日には同じことをしています。
 この反応からも「怒鳴る」とか「叩いてでも止める」とかも頭によぎります。一般的に「親がしちゃだめなこと」をしてでも止めるべきか迷うのです。

2.もしもうちの子が車道に飛び出そうとしたら?

 ここで思考実験です。

「もしもうちの子が交通量の多い車道に飛び出そうとしたら?」

 答えはシンプルで「力づくでも止める」です。その後、多分結構強めに怒ってしまうと思います。多分、言葉で説明しても理解できなくても、「この行動をするとパパは怒る、もしくはひどく悲しむ」という部分は伝わると思いたいです。

3.「怒鳴ったり」「叩いたり」してはいけない理由

 では、何故子どもをしつけるために「怒鳴ったり」「叩いたり」してはいけないのか。これは子どもではなく大人相手だったら、と考えるとわかりやすいと思います。
 相手を怒鳴りつけたら、暴行罪や内容によっては恐喝罪になります。叩いたら当然暴行罪です。
 日本社会では「怒鳴ったり」「叩いたり」するのは犯罪行為である。だからやってはいけない。相手が自分の子どもであっても、人権(人格)を持つ主体だから、と言えそうです。

 ただ、育児ってそんな綺麗事ばかりではないですよね。子どもって訳のわからないことしますし、危険に突っ込んでいったりしますし。
 子どものことを思ってその行動を止めようとすると、とっさのことで乱暴な方法を選んでしまっていることもあります。その後で自分がダメな親だなあと自己嫌悪に陥るのですが。

4.結局、どうすればいいんだろう

 色々と書きましたが、どうすればいいのかを考えてみると、「親としてダメだなあと反省しながら子どもと接するしかない」と私は思っています。反省したり、自己嫌悪に陥ったりしながらも子どものことを考えながら日々を過ごす。正直、厳しいなあと思いますが、いつか子どもにも親の思いが伝わればいいなあと思いながら、折れずに子どもと接し続けていく。
 たまに友人やSNSで愚痴ったり、自分がやりたいことをする時間を作ったりして息抜きをしながら、育児を楽しんでいくしかないと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?