【ネタバレほぼ無し】子どもがいるとより胸に響く「龍が如く7」

「龍が如く」で泣くとは思わなかったです。

1.「龍が如く」シリーズについて

私が「龍が如く」シリーズに初めて触れたのは高校受験が終わってから。私立単願で早めに受験が終わり、暇になった私がなんとなく手に取ったのが出会いのきっかけ。

プレイする前は「和製GTA、と言われてもGTA3はあんまりピンとこなかったなあ」ということもあり、あまり期待値は高くなかったのですが、ベスト盤が新品で2000円ぐらいで買えたので購入。

受験も終わり、暇だったからか3日ぐらいでクリアし、出たばかりだった2を買いにいった思い出があります。また、パッケージが銀色でなんだか渋いなあと思っていたことも覚えています。

そんな思い出がある龍が如くシリーズですが、高校に入ってからはXbox360ユーザーになったため、その後のシリーズ作品にはほぼ触れていません。唯一触れたのはPSPで遊べる「クロヒョウ」の一作目のみ。

PS4を購入してから、一通り買える作品は購入していたのですが、なんだかんだ放置していました。

しかし、子どもが眠ってからゲームがある程度固まった時間でプレイできるようになったため、RPGやりたい欲が出てきました。そこで選んだのが龍が如く7でした。

2.親と子がテーマの龍が如く7

プレイ時間35時間でエンディングを迎えました。全体を通して、任侠における「親と子」だけではなく、血のつながりがある「親と子」を描きたかったんだろうなあと思っています。主人公である「春日一番」の親子関係、仲間の「ナンバ」や「さっちゃん」の兄弟姉妹などからもそれが伺えます。

特にエンドロールが流れる前の春日一番の行為がぐっと来ました。親と子は同じ行動を取る、ということを示しているのだと思いますが、涙が流れました。

そのシーンのあと、エンドロールで「一番下」という曲が流れるんですが、「ソイヤ! ソイヤ! ハー! ハー!」と歌っていて情緒がぶっ壊れました。しかもその曲が終わってベートーヴェンの「歓喜の歌」が流れて、もうぐちゃぐちゃです。意味がわからない。

そんなエンディングで情緒がぶっ壊されましたが、ストーリーそのものは良かったと思います。続きが気になるし、徐々に謎が解明されていくのが気持ちいい。よくわからないシーンについてもプレイしている中でしっかり繋がってくるし、プレイヤーが置いてけぼりにならないよう、しっかりと描かれています。

声優さんも私からするとかなり豪華で、ムービーもしっかり音声を最後まで聞きながら楽しめました。

しかし、ストーリーがいいからこそ、RPGにしたことがもったいなくも感じます。終盤、どうしてもレベル上げをしないと倒せないだろうボスが出てきます。そのせいで先が気になるのに何時間も地下道にこもってレベルとジョブランクを上げ続けていました。

また、戦闘については建物や設置物にひっかかるせいでコマンド入力が終わってから攻撃が完了するまで時間がかかることがありました。戦闘が全体的にゆったりしているので、ちょっとこれはストレスでした。オート戦闘もありますが、臨機応変の場合、消費アイテムも勝手に使ってしまうので、オート戦闘に任せることもできませんでした。

続編がRPGで出るのであれば、難易度変更ができるようにしてほしいなと素直に思います。

龍が如くシリーズを昔から遊んでいる人は、私のように中高生のときに初めてプレイし、子どもが生まれてから龍が如く7をプレイする、なんて人もいると思います。そういった人はとびきり刺さると思うので、もしプレイしていなければオススメです。


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