狼旅団的不動産投資初心者論 2

正直、今になってこんな初歩的な話をしたところで一部のコアファン以外からは見向きのされないだろうと思ってましたが、朝になりジャカスカ投げ銭が投入されたのですっかり気をよくしたワタクシ、、パート2を書かせていただきますw(またもや長くなりますが頑張ってお読みくださいw)

第一章 不動産投資業界のウソ・ホント

前回不動産投資を学ぶとしたらインターネットで情報収集すると書きましたが現状のネット上は一見すると誰しも情報を入手しやすくなり「情報格差」は解消されたことになってます。

しかし情報が入手しやすいと言うことは情報を発信する側も安易になったということですからやりようによってはありもしないことをさもあるように発信することも可能です。(ステマなんてのがそういう手法です)

当然、正しい情報と正しいこと言ってそうだけど「なんとなくズレた情報」が混ざってしまい結局は受け手側でその玉石混淆な情報を取捨選択する能力の格差で「正しい情報にアクセスできる人」「誤った情報を鵜呑みにして騙されてしまう人」の格差が生じています。

また面白いことに「情報の取捨選択能力のある人」ってのはその能力の無い人とはあまり交わらない傾向で逆にその能力の無い人は無い人と繋がる傾向があるのでこの情報格差と言うのはそう易々と埋まらないんじゃないかと思います。(恐らくはネット上での擁護派、アンチ派はそんなところから生まれてるんでしょう)

結局はこの取捨選択能力のある人の中では常時正しい情報が流通するけど能力の無い人の間では誤った情報が流通しやすく誰も間違ってることに気が付かない(いや、気が付かないように仕向けてるだけかもしれませんがw)という流れになってしまうわけです。(気のせいかもしれませんがクローズドになりがちなLINEのグループメッセージなんかでこの現象が多い気がします)

これを不動産投資だけに置き換えてみると最大の原因は
「数少ない己の経験だけで不動産投資を論ずる人が爆発的に増えたから」
ではないかと思うのですが、これは素人でも不動産投資本が出版できるようになりそのスピーカーに乗っかれば素人大家さんは先生と呼ばれやがてお金が引っ張れるようになることを知り今では本業の不動産投資より儲かることを知りそれがスキームとして情報自体が売られそのパッケージを買った素人投資家さんが同じように始めたからじゃないかと思ってます。(事実、ブログやSNSで名前の売れそうな不動産投資家さんに声を掛けて自費出版で本出させたり講演の手配などのマネージングすることでフィーを抜くコンサルさんも暗躍しておりますw)

ネットというのは恐ろしいものでその発言が無責任は発言であっても偽名でもなんでも名前を名乗り顔出しして登場回数を増やしに増やせば信用されるという風潮があります。(googleなどの検索エンジンもSEO対策する悪い評判は上位から消せて都合のいい情報だけを上位に登場させる技術が普及して一層拍車がかかりましたw)

その情報が再現性が無い情報とも気が付かないひよこ投資家さんからしたらネット検索しか情報を得るものがないのですからこの知名度だけで論ずる人をネットで知り「私のメンターはこの人だ!」と思い込んでアクセスしてしまい、結果囲い込まれて外部からの情報(大抵「アンチ派はブロック」と指導しますw)の遮断を試みられてしまいます。

途中で気が付けばいいのですがこの手の情報遮断させてまで取り込む人は普段から人当たりも良く聞き心地のいいフレーズで励ましてくれますから次第にズブズブな関係になるのもそう時間は掛かりません。(「マインドブロックを外せ」とは教えてくれるけど「物件の目利き」なんて深堀りして教えて貰ってないでしょ?w)

さすがに数年も同じように行動してればその頃になってブレ始める発言に気が付き「なんか怪しいから離れよう」と思うかもしれませんが昨日も書いた「イベントで撮った集合写真」なんかにVサイン付きでうっかり顔出ししてようものならその画像は別の集客にも使われるパターンがほとんどなので後日真面目なひよこ投資家さんになっても「あいつは元〇〇塾だしなー」と先輩大家さん達から色目で見られてしまいます。(大家デビューしたのになぜか最初から先輩大家さんに敬遠されてる人をよく見かけますが大抵原因はこれです)

中堅クラスの不動産投資家さんというのは結構横の繋がりが強固な人が多く(見学会やセミナーなどの飲み会で名刺交換して関係が強固になってるので情報交換のスピードも速いんです)一度悪い噂が立つとその噂は会ったことも無い人にまで広がることも多いです。(だからワタクシ、まだ何もわかってないのに迂闊にネットに顔出しすんなって説いてるんです)

だからと言って最初から怖がってその手の人の話に耳を塞ぐと言うのも良くありません。

なぜならそんな人でも初心者に不動産について教えるくらいのスキルはあるからでなんでも疑って耳を塞いでしまうと今度は無知な自己流で不動産投資を進めてしまいます。

と言うことで、
ここで情報の取捨選択が必要になってくるわけです。。

何が正しくて何が間違ってるかを判断するには結局なんでもウラを取れって答えになってしまうのですが大きく分けると以下の通りです

①情報発信者が誰なのか特定する
②情報発信者の他の書き物を検索する
③情報発信者の評判を検索する
④SNSで情報発信者の友達繋がりを検索する
⑤情報発信者の経歴を検索する


恐らくですがこの①~⑤の作業を繰り返していけば誰が良質な情報を発信しているかわかるようになってくるはずです。(これは不動産投資に限らずどんな場面でも使える基礎的なやり方なのでぜひ覚えてください)

例のかぼちゃショックもこの5つの検索をやっていればどう転んでもあのシェアハウスを買うなんてことは無かったでしょうし、昨今の無茶な融資を引っ張って路頭に迷うなんてこともあり得なかったはずです。

また気を付けて欲しいのはこの手の人達で手慣れたプロみたいな人(特に不動産業者系の人)だともっともらしく100ある話の98までホントのことを発信しつつも最後の2つで我田引水のためにちょろっと嘘つくことがあります。これは情報発信者がどの場面で課金して来るかでわかるので上手に聞き分けてください。

そんなチェックポイントですがワタクシは団員にはこんなことを説いてます。

①最終的にどこに誘導しようとしているのか?
(自己の高額塾・商材・スキーム)

②主催者を取り巻く顔ぶれ
(SNS繋がりでチェックしてるとわかりやすいが大抵の場合同じこと考えてる人同士でつるんでいることが多い)

③情報発信力の強さとその中身
(何かの集客目的な人に多い傾向。但しスキルがスッカスカだのこれが精いっぱいの情報と言うこともあるw)

④ランディングページの有無
(こちらをクリックなんてリックから飛んでいくとやったらクソ長くくどくど説明してるページに飛ばされたらそれは誰かからシステムを買ってるだけなので中身はほぼ無いと心得るw)

⑤「この人は信用できます」という謎のインフルエンサーの登場w
(そもそもオマエが誰なんだ?、、、とw)

⑥ここで課金って場面で「マインドブロック解除」を勧める
(ぶっちゃけ不動産投資でマインドブロックを解除したらそれは高速道路をライト無しで走るも同然と思ってくださいw)

要するに不動産投資での情報取捨選択能力を高めたければこの能力の高い人としか絡まないようにするってことなんですが、これを最初から出来るひよこ大家さんはほぼいません。

ただこれが出来れば不動産投資で失敗する確率は50%に半減しますので(狼旅団調べ)とりあえずこんなことに注意していただければと思います。

と、今日もここで格言です。

「取捨選択能力の高い人かその能力の低い人とは絡まない」

不動産投資の世界ではお宝物件を探すのに「どんな物件がお宝物件か?」がわからず単に高利回りな物件がお宝物件に見えたり売値が小さい(200万だから安く感じる)からお宝物件に見えてつい手を出してしまいその裏に隠れてる罠に気が付かないで買ってしまう人が多いです。

我々不動産屋はその罠が何かわかってるから時として安く売ってると言うことを肝に銘じていただくと幸いでございます。。。

最後になりますが当時のセミナーではこのあとに
「不動産業界の歴史を知りましょう」というコーナーがあって1990年代から去年までの年表を作ったのですが、これは公の場で公開するにはちょっと無理があるので(実名がバンバン載ってるので隠しようが無いんですww)次回このnoteが続くのでしたら次章は「第四章 ひよこ大家さんに身に付けて欲しいスキル」を書かせていただきます。。(ってかこれ続けちゃっていいんですか?ww)








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