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「奈良にいい会社をつくろうサミット 2023」 その3

「奈良にいい会社をつくろうサミット」についての最後の記事です。

「奈良にいい会社をつくろうサミット」その1その2

午後からは、
・学生さんによるプレゼンテーション
 奈良のコンシェルジュ、女子大生3人組が観光アピールでラジオ番組を継続するための資金調達。
 男子学生が昆虫食をひろめて起業したお話。

・奈良の「いい会社」フロントランナーセッション
 日本酒「みむろ杉」の今西酒造さんとume yamazoeの梅守さんのお話。

・ビジネスコンテスト
 奈良の企業、5社のプレゼンテーション

奈良の「いい会社」フロントランナーセッションも引き込まれるお話が続きました。

今西酒造の14代目蔵主、今西将之さん。突然家業を継ぐことになり、地獄といったら大袈裟かもしれませんが「こんな人いるのかっ!」とビビるほどの修羅場を経験された後に、清く、正しいお酒作りになるまでのお話でした。面白いっ、ていうと失礼かもしれませんがご本人は明るい方でそのパワフルさに感服しました。梅守さんは芯を持って、悔しさから自分を奮い立たせてお寿司の会社から予約の取れない宿業へと会社を発展させる上で、ブレのないところが本当に素敵でお二方ともしっかりとしたミッションをお持ちで社会を良くするために会社のブランディングづくりに真剣に向かい合ってらっしゃるなあ、ととても強く感じました。ちょっと涙がでそうなくらい、いいお話でした。悔しいですが自分は本当にまだまだです。

イベント中、中川政七さんや木下斉さんが唱える、自分が目指す個別善と周りの社会にもいいことが波及するような社会的役割の両方の視点をもってビジネスをしているか。そんな問いかけが自分に残り続けていました。

ビジネスコンテストのピッチでは、下請けからオリジナルブランドに発展させたい方、伝統工芸の神具を日常生活の神聖さと新らしさを届けたい方、ハンディキャップの方の就労者の所得を上げられる仕組みづくりなどなど、強い思いや夢を持たれているのがとても伝わり最後まで興味がつきずお話にのめり込めました。なかでも「HEPサンダル」の関わる業種に寄り添う事業の進め方や視点がとても好きで応援したくなり、いろいろ考えさせられました。
とにかく登壇された皆様が自信に溢れた素晴らしいプレゼンテーションでした。

奈良にいい会社が増えれば、奈良の社会が良くなる。
行政主導ではなく民業が主体となって地域を豊かにしていうということ。
決して簡単ではないですが、このことは多くの講演会参加者に響いたのではないでしょうか。

自分も覚悟と矜持をもってビールを作ろう、事業をやろうと自分に言い聞かせます。

おわり

2023年12月10日【0004】

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