【母】パッションだけはあります。
何か知らんがオオカミに惹かれる。
とはいえ、オオカミオタクと公言できるほどの知識はないので、
「私、オオカミ好きなんだよねぇ(にっこり)」程度であること前提で読んでもらえたらと思う。
学生時代、
「なんでオオカミが好きなんだろう」と考える機会があった。
経済論の授業だったかな?
好きなものについてアツく語る。アツければアツいほど良いが、レポート用紙は3枚まで。
そんなレポート課題だったと思う。
ファッション系の学校に通っていたにもかかわらず、
私は『絵本におけるオオカミの扱いについて』とかいう題材で書き、提出した。
オオカミって、悪い動物だと思う? それとも良い動物だと思う?
アンケートを取ってみたことないのですが、多くの子供たちは前者だと言うのかなと。
たぶんそれは、有名な童話に出てくるオオカミといえば他の動物を食べてしまう悪者として描かれるから。
赤ずきん、3匹のこぶた、7匹の子ヤギ、オオカミ少年。
どれも、主人公にとって危険分子として描かれている。
じゃあなぜオオカミが悪者として扱われることが多いのだろう。
彼らは、単にお腹が空いているから食事をしたいだけなのに。
弱い生き物を食べようとするから?
お顔立ちが悪者に描きやすいから?
グリム童話など西洋圏では、オオカミは家畜を喰らうから、あたりが有力かなと思う。
人間にとって、せっかく大事に育てた家畜が食べられてしまうのは困るもんね。わかるわかる。
騙して取って食おうとする姑息な悪者と言われればそれまでだが、
おばあちゃんのふりしたり、
息で家を吹き飛ばそうとしたり、
チョーク食べてみたり、
お腹の中の石に気づかずに水を飲みに行こうとしたりって。
なんか、可愛くない?
一方、日本昔話でオオカミが悪く描かれている話……となると、パッと思いつかない。
(私が知らないだけだと思うので、知っている方いたらぜひ教えてください!!!!!)
日本人のオオカミ悪者イメージは、海外の童話が入ってきた以降のものである可能性が高いのかなと思う。
神社におけるオオカミは神様のお遣いだったりもするし。
なんてったって、狼信仰というのがあるくらいだし。
山の守護神のような崇高な動物という印象がある。かっこいい。
昔話ではなく、近年の作家さんが描いたお話ではどうか。
あらしのよるに、3匹のかわいいおおかみ、あたりが有名かな?
私は、ともだちやのシリーズが好きなんですが。
相変わらず悪者として出てくるものもあれば、
悪そうに見えて実はいいやつとか、
えぇ子や……!!な描かれ方とか、
悪者だったはずなのに……という立ち位置とか。
狼好きな作家さんなんだな、と感じる作品が多い
結論。
物語のオオカミは、良くも悪くも最高に魅力的なの!!愛しい!!
――――――というような内容を書いた気がする。
今考えると、単なるオオカミage&推し活レポートだった。
調べながら書いた記憶はあるけれど、私の思いばかりで信憑性もない。
ちなみに「とてもアツい内容だったよ」と返された課題の評価は、
私が学生生活でもらえた数少ないA+だった。
当時から文章力は人並み以下だったので、
先生は先に言った通り、アツければアツいほど良い評価を付けてくださったんだな……と、しみじみ思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?