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高配当株に必要なのは忍耐力

こんにちは!
おおかみです。

本日は高配当株に必要なのは忍耐力というテーマで書いていきたいと思います。



  • 高配当株を買って実際に配当がもらえるまでどれくらいかかるのだろうか?

  • 株の値動きと配当金どちらを優先するか?

  • 高配当株を長く持ち続けるにはどうしたらよいだろうか?

このような疑問にお答えできる内容にしていきます。

・高配当株を買って実際に配当がもらえるまでどれくらいかかるだろうか?

みなさん高配当株を買って、いつ配当がもらえるのか気になりますよね?
配当金狙いの方なら気になる疑問です。
結論から言います。最長で9か月後です。最短で3か月かかります。

えーそんなにかかるの?
と思った人も多いと思います。

配当金がもらえるまでの流れを説明します。

  1. 高配当株を買う

  2. 権利落ち日を迎える

  3. 配当に関して取締役会で決定がなされる

  4. ようやく配当金受領

という流れになります。
実際に3月末決算の会社でどうなるか見てみましょう。

  1. 3月初旬に株を購入する

  2. 3月27日(水)までに保有し、権利確定日が3月29日(金)を迎える

  3. 5月ごろにIRにて配当について取締役会の決議の結果が発信される

  4. 6月中に配当金が入金される

ちなみに配当金の入金日は会社によりまちまちです。
1日に入金される場合もあれば、月末に入金される場合もあります。
いつ配当が入金されるかは支払開始日という表記で案内されますが、正直わかりにくいです。
気長に待つのがベストです。

どうでしょう?
配当金ってもらうまですごい時間がかかります。
そもそも配当金は原資を利益余剰金とするので、好き勝ってに支払いはできません。
支払にも制約があるのでそんな簡単に決められるようなものではないです。

一般的な日本企業では配当は年2回のことが多いです。
6か月に一度のペースです。
一度保有すれば、流れが分かりますが、
初めて購入したときはタイミングにより配当金の支払いが9か月後にもなるので果てしなく長く感じられます。

・株の値動きと配当金をどちらを優先するか?

先ほどの章で株を買ってから配当金がもらえるまでの期間を解説しました。
株を購入してから配当金がもらえるまでの期間毎日株価は変動します。
半年間毎日あがったり下がったりします。

毎日変動する株価にあなたは耐えられるでしょうか?

値動きによるキャピタルゲインと配当金どっちを優先すればよいのか?という課題が生じます。

値動きは毎日あるので、当然買えば株価が上がって含み益となる場合もあります。逆に株価が下落して含み損となる場合もあります。

配当は高配当株で約5%ほど
一方、キャピタルゲインは20%や30%得られる可能性もあります。-50%なんてこともあります。

儲けを優先するなら含み益で5%以上でたら売却、含み損は配当金を持つまで待つという戦略が最も合理的に感じられます。

しかし、この戦略はお勧めしません。
値動きというのは非常に難しいです。
私たちの逆を常に行くといっても過言ではありません。
また、人間は欲張りです。
短期的に利益が発生すると繰り返したくなります。

一度うまくいくと、もう一度うまくいくと思います。
10%の利益を得ると次は5%の利益でも確定してしまいます。
利益が少なくなると取引量を増やしたくなります。
このあたりのメカニズムについて参考記事を置いときます。

https://blog.hatena.ne.jp/ooouennn/ooouennn.hatenablog.com/edit?entry=6801883189094050775

配当金狙いから短期取引になってしまう可能性がありおすすめできません。

一度高配当株を購入したら、状況が変わらない限り3年間は保有することをおすすめします。

配当金は黒字企業で過去に配当実績があれば支払いが行われる蓋然性が高いです。
それなら確実性の高い配当金をもらいつつ、株価の変動を耐えるほうがいいです。
配当金+含み益が最高の状態です。
そのためにある程度株の選定も必要です。


・高配当株を長く持ち続けるにはどうしたらよいだろうか?

長く株を保有する。これが利益が大きくなる可能性があり、一番むつかしい方法です。
実際に株を買った人ならわかると思います。
値動きが気になり、何回も評価損益を見てしまう。
ストップ高になるともうここが天井だと思って利益を確定してしまう。
そんな経験ありませんか?

高配当株を長く持ち続けるためには3つポイントがあります。
・少額で購入する
・期待値を上げすぎない

・少額で購入する
株を購入するする際にいきなり全額で購入してはいけません。
なじみのある金額で少額で行いましょう。
例えば一か月の家賃が10万円なら10万円分
給料が25万円なら半分の12万円
100万円が貯金としてあるなら10%の10万円
普段からなじみのある金額なら株価が変動してもそこまで影響はありません。
心理的負荷が非常に少なくて済みます。

・期待値を上げすぎない

高配当株を購入してすぐに儲かると思うのはやめましょう。
むしろ無くなったお金として何にも思わないようにしましょう。
儲かると思うと株価が下落したときに余計なことを考えてしまいます。
これ以上下がったらどうしよう?
今売って、別の銘柄を買った方が儲かるんじゃないか?(大体次も負けます)

別に高配当株ですぐに株価が上がらなくてもいいんです。
配当金が確実に入ってくれば問題ありません。
本業で赤字なのはさすがにNGですが、優良な高配当株だと黒字が継続する可能性は他の銘柄と比べ高いです。
また、上場企業にとって株価は時価総額に影響します。
社長が自社の株を担保に銀行から融資を受けていると話は別ですが、一時的に株価が下落しても企業自体に影響はありません。

企業が株を発行するのは資金調達が目的です。
長期的に株が下落すると新規に発行した株を誰も買ってくれなくなり、資金調達が難しくなるという悪影響があります。
実際のところ、株価と上場企業に直接的な影響はありません。
影響を受けるのは株の保有者です。
本業で利益を出せば、株価はいつか一定の水準に収まります。

つまり期待値を上げることによってデメリットばかり存在し、メリットがあまりありません。
必死になって勉強し、株に詳しくなるかもしれませんがそのようなケースはまれです。
多くの場合は焦って、非合理的な行動をとることになります。

最後に結論をまとめます。

・高配当株を買って実際に配当がもらえるまでどれくらいかかるのだろうか?
→最長で9か月後です。最短で3か月かかります。

・株の値動きと配当金どちらを優先するか?
→値動きは無視して、配当金を優先しましょう。

・高配当株を長く持ち続けるにはどうしたらよいだろうか?
①少額で購入する ②期待値を上げすぎない

高配当株に必要なのは忍耐力です!
最後までお読みいただきありがとうございました。


関西の私立大学→地方銀行→外資系金融機関→失敗し退職 不動産会社で経理を習得するも→会社都合で退職へ 20代にして6社目。異色の経験あり。 ブログ2019年4月開始 ブログの内容:実体験をもとに海外FX会社の検証と副業について書いています。 ブログ:ookami.info