コロン君と始まりの旅

ここは精霊界一年中星が瞬き天空に浮かぶ大都市です。天界にはたくさん都市があり中には地獄や天国があります。

昔々精霊界には光の泉と呼ばれる聖なる泉がありました。その泉には不老不死の効果、
またどんな病持たずたちどころに治す力がありました。しかし悪の手に渡れば大変なことになります。

光の泉には大妖精コロンと呼ばれる守護者がおり、泉を求めるものに試験を与え選ばれたものにのみその力の鱗片を受け渡していました。

大妖精コロンはどの種族に当てはまることなく唯一無二の存在、光族です。
どの種族に肩入れすることもなく大妖精は光の泉を管理し守護していました。

しかし魔族、悪魔族、天族、精霊族の光の泉による力の権利で戦争が始まってしまいました。
大妖精は欲に溺れて悪に手を染め泉を使用してはならないと必死に訴えかけましたが誰にもその言葉は届くことなく戦争は続きました。
大妖精はある決心をしました。
この泉ごと消失すればもう戦争する理由もなくなり無力な人々や善良な人々が苦しむことはないと。
大妖精はすべての力と魔力を使い
巨隕石を呼び寄せ光の泉とともに消滅しました。
これにより泉は跡形もなくなくなり、大妖精は消えてしまいました。

争う意味を持たなくして各国の種族は
今後戦争、その他一切の争いを禁じ
平和条約を結びました。

こうして世界は平和と平穏を取り戻し、戦争から100年の時がすぎました。


ゆっくりと確実に闇に侵食され世界は緩やかに崩壊が始まったのです。


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