プロンプトエンジニアリングとオラクル認定技術者制度は同じで、いずれなくなる

GPT系の出力を引き出すのに入力たるプロンプトが必要だ。プロンプトの組み立て方で出力が変わるので、その組み立て方テクニックをプロンプトエンジニアリングと呼ぶ。不完全な技術(機械)に対して人間が合わせるというのは、技術開発の過渡期にはあり得るが、技術が進歩すると人間が合わせる必要はなくなる。人工知能の研究が進めば、プロンプトエンジニアリングは不要になる。

西暦2000年にオラクルDBを使った。当時PostgreSQLはもうあったのだが、有料のオラクルDBを持っていたので使わないと勿体無い感があって使った。オラクルDBには意味不明のパラメーター調整が必要だった。仕方なくオラクルDBの仕組みを調べたが、パラメーターは、作成するデータベースの構造と規模、どのようなクエリを使うか、メモリとストレージの大きさ等々を考慮して、要求される性能が出るように調整するものだった。このパラメーター調整は自動化できると思った。コンパイラの最適化よりは簡単そうだ。その後その研究をしている人を見かけた。
しかし当時はパラメーターは人間が手動で調整していた。そして調整技術者の試験と認定制度があった。認定制度には胡散くさいものを感じた。不要なものに箔を付けてありがたがらせようとする意図が透けて見えたからだ。
今は自動化されて人手での調整は無くなっているだろうと調べたら2023年の今も認定制度は残っていた。おそらく商業的な理由でわざと残しているのだろう。そうだとしてもこれはいずれなくなる運命だ。

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