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萩尾望都が漫画に書いたメッセージ

萩尾さんは自分の漫画にメッセージを書いてます。そんなのは当たり前じゃないかと言われそうですが、「作品に込めたメッセージ」という話ではなく、「文字通り」のメッセージのことです。ここではそのいくつかを紹介していきます

まず最初は、1970年『なかよし』9・10月号別冊付録に載った「ケーキケーキケーキ」、私はこの作品は未読なのですが、5ちゃんねるにそのページが貼られていて、ローマ字で「タケミヤ、マスヤマ、ヒラタ、ハラダ、イトウ? 少女漫画はこれでいいのか NO! やらねばならないことがあるはず…… それは?……」と書いてありました。あれ?萩尾さんは「少女漫画革命」には興味なかったはずでは?と思いましたが、それとはベツモノなんでしょうか?

二番目は1973年『別冊少女コミック』5月号「小鳥の巣」に書かれた「KUTABARE!! MANIA!!」です。同年の『週刊少女コミック』21号に掲載された「オーマイ ケセィラ セラ」にも同様にローマ字で「くたばれ!マニア!」と書かれていたので、この頃よほどマニアに対して腹を立てていたのでしょうが、マニアと言ってもいろんな方がいると思うんですよ、それを一括りにして「くたばれ!」と言われても、何に対して怒っているのかも書かれてないですし、マニアを自認している人たちは、何を自分に言ってるのか?と困惑したことでしょう。こんなことを書いても、ますます萩尾さんに対する反感が強くなって、作品の批判も過激になるだけですから、とても賢いやり方だとは思えません。他の漫画家でこんな風に読者に対して攻撃的なメッセージを書いた人っているんでしょうか?どうして編集は止めなかったのかも不思議です
また、この時期は竹宮氏との下井草絶縁の直後なので、萩尾さんは大変落ち込んでいた時期かと思われますが、萩尾さんは普通の人と違って、ショックを受けると他者に攻撃的になるタイプなんでしょうか?

三番目はローマ字で「MOKUSITE KATARAZU BAKA NI TUKERU KUSURI WA NAI」です。日本語に直すと、「黙して語らず 馬鹿につける薬はない」となります。1974年『別冊少女コミック』4月号に掲載された「みんなでお茶を」(精霊狩りシリーズ)に書かれているそうです。とても意味深なメッセージですが一体何を言っているのでしょう?
自分の作品に、意味不明な文言を書きこむ心理もわかりませんが、それでも誰かに見せることで萩尾さんの気が済むのでしょうか?
精霊狩りシリーズに出てくるリッピは増山さんで、カチュカは竹宮さんがモデルらしいですが、このことと関係あるのでしょうか?

他にも何か見つかったら、書き足していくかもしれません

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