糺の森を歩いてきました。

四年前に賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)を参拝しました。京都市左京区にある神社で、通称は下鴨神社(しもがもじんじゃ)。御祭神は賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)、玉依媛命(たまよりひめのみこと)です。

賀茂建角身命は、神武東征の際、八咫烏(やたがらす)に姿を変え、天皇を導いたとされています。玉依媛命は、川上から流れてきた丹塗矢によって神の子(賀茂別雷命)を懐妊したそうなのです。処女懐胎が日本の神様でもあったようですね。

八咫烏は日本サッカー協会のシンボルマークなので、協会から届く書類には必ず描かれています。サッカー関係の仕事にも関わっている私にとってはなじみのある鳥です。足が三本ある烏なのですよ。

下鴨神社はユネスコの世界文化遺産に「古都京都の文化財」の1つとして登録されています。境内には原生林・糺の森(ただすのもり)があります。糺の森の「糺」とは、神が現れる場所を指すといいます。

今回、糺の森を歩き、神社を参拝して感じたのはスケールの大きさでした。子どもの頃から年に一度は伊勢神宮の境内を歩いた私は、伊勢の持つ清らかな場を愛しています。糺の森は、伊勢の持つエネルギーと同等でありながら、異質のエネルギーを持っているように感じられました。やはり原生林だからでしょうか。

家に戻って調べてみると「嵯峨天皇は、819年(弘仁10年)に賀茂の祭りを伊勢神宮の祭祀と同格にしました」という記述を見つけました。伊勢が外宮、内宮と二つあるように、賀茂も上賀茂、下鴨と二つあるのです。21年に1度の遷宮もあることがわかりました。遷宮は伊勢神宮だけではなかったのです。

スピリチュアルな色は紫です。紫を見る事で神様の存在を感じてみてください。

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