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20年過ぎてわかったこと

息子たちが成長してわかったことがある。

当時、連れだってランチに行っていた子どもの母親たちは、ほとんどお付き合いが続いていないらしい。加えて羽振りがよさそうに見えていた家は、いろいろ経済的にも恵まれているとはいえないらしい。

「らしい」というのは、あくまでも間接的に聞いた話であって、本人たちから直接聞いたことでもないので信憑性はない。

噂話というのは、あてにならないものだ。それも年寄同士のネットワークで流れてきたことなので、頭から信じることもない。

しかしである。今の我が家がほどほどに順調なのも、20年前からいろいろ大変なことを乗り越えてきた結果だなあと思うのだ。乗り越えるというよりも、焦ることなく淡々と過ごしてきたのだ。

私は「連れだってランチに行く」余裕はなかったので、人付き合いとは一線を引いていたのであるが、今は月に何度か外食を楽しむこともできるようになった。ママ友とではなく、プロの仕事人たちとである。

義母が認知症で要介護5まで進んだお蔭で二匹も猫を飼うことが出来た。義母は猫が嫌いだったのである。(もう他界している)

86歳の義父は怪我をしては入院、手術を繰り返している。先月も転倒して入院した。お蔭で自動車の運転を諦めてくれることができた。90歳まで運転すると言っていたため、私たちは冷や冷やしていたのであるが、これぞまさしく「怪我の功名」である。無理に取り上げることをせずに、本人も納得して運転をあきらめ、乗用車も次男に譲渡することができた。(次男の中古の軽自動車が来月車検のため)

とにもかくにも、人間万事塞翁が馬の20年だったのである。


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