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起業は結婚や出産と似てる?

来春スピンアウト(起業)を目指す、現在検討中の新規事業について、VC行脚がスタートした。

VC行脚にあたり、様々な方にアドバイスをいただいたのだが、ある人から、こんなアドバイスをされた。

「今が一番楽しい時期ですよね。起業したら、しんどいこともあるし、創業メンバー同士で喧嘩したり、揉めたりすることもある。そういう事態になる前に、事前に、決まりごとを決めておいた方がいい」

これを受けて、私たちも、創業メンバー同士で、「どうしても事業がうまくいかなかった場合どうするか?」「上場を目指すか?」といった、起業後に意見の相違が生じやすそうな事項について、お互いの意見を話し合い、大枠での方針を決めた。

このディスカッションを通して、「起業って、結婚や出産に似てるな」と感じた。

結婚に例えると、今は、プロポーズを受けて、お互いの親に結婚の承諾をもらいに行く、婚約前のフェーズ。
出産に例えると、妊娠が判明して心拍確認でき、安定期に入る前の状況。

しかも、結婚も出産も、そこがゴールではなくスタート、という点が起業と似ている。また、経験する前に思い描いていた未来と実際はかなり違っており、決して良いことだけではない、というのも共通点と思われる。

そういう意味で、「結婚も出産も経験してて、会社でも中堅の我々は、起業するにあたってストレス耐性は強いかもね?」といった話を、創業メンバーの1人と雑談したりもした。
(起業は未知の世界なので、そうだったらいいな、と願いたい)

資金調達がうまくいけば、そこから半年以内に起業することが見えてくる。

今の心境は、産休に入る前と似ている。

本業では、上司とも話し合い、来春の起業を見据えて、これから半年ぐらいかけて、徐々に他のメンバーに業務を引き継いでいくことが決まった。
幸い、上司も同じチームのメンバーも、起業を応援してくれているので、ありがたい。

妊娠していた頃と同じく、ワクワクとドキドキが入り混じる一方で、来年は子どもの中学受験も控えており、一番の不安要素は自分の体力。

最近も、同じ職場の方から、
「ooiさんは猪突猛進タイプだよね。起業は応援するけど、猛烈にやりすぎて、いきなり倒れそうだから、そこだけは気をつけて!」
とさりげなく注意喚起された。

家族のためにも、私が倒れるわけにはいかないので、体力の限界を超えないように気をつけて、この局面を楽しく乗り切っていきたいな。