他者が気づかせてくれる強みは、確実に自分の力になる

ずっと書きたかったけれど、なかなか言語化できなかった、DATA Saber認定制度の素晴らしさ。KTが先日教えてくれたことを糸口として、自分の考えを述べてみようと思う。

■KTがDATA Saber 認定証に込めた思い

これから新たに始動する、あるプロジェクトの幹事mtg。
DATA Saber創始者のKTが、こんなことを教えてくれた。

DATA Saber 認定証は道しるべなんだよね。単なる卒業証書ではなく、「今後弟子に伸ばしてほしいこと」「DATA Saberとして、どのように成長していってほしいか」といった思いを、師匠が弟子に伝えるための道具として使ってほしい。

■DATA Saber 認定証を通して、師匠は私の強みに気づかせてくれた

実際、私自身、DATA Saber 認定証に、師匠が書いてくださった以下のメッセージは、自分が気づいていなかった強みに気づかせてくれた。と同時に、このメッセージは、私がDATA Saberとして活動する上での礎になっている。

私が思う⼤井さんのいいところは、⾼い視座でTableauを使って、
発信をしていけるところです。
ぜひ⻑所を伸ばして、伸ばし続けて尖らせてください。
これから多くの偉⼤な⽅々に出会っていくかと思いますが、
持ち前の活⼒と巻き込み⼒で⼤きく活躍されることを期待します。
ともに駆け抜けていきましょう︕

師匠からのこのメッセージが私にとって力になり、自分の強みを自覚して行動することで、DATA Saberになってからも成長することができたし、様々なコミュニティ活動を精力的に行うこともできたので、このメッセージを書いてくださった師匠には、本当に感謝している。

■コミュニティ活動での対話を通して得たもの

そして、私にとって、心の師匠であるtomoさんも、私の強みに気づかせてくれた。

Apprentice時代に手を挙げて、Tabjoの幹事になった私。
Tabjoの幹事になって半年ほどが経った頃、tomoさんから「norikoさんには推進力がある」と言われて、とても嬉しかった。

自分自身は、推進力には課題を感じていたけれど、尊敬するtomoさんが言うなら間違いない!と思い、その強みを生かして行動したら、仕事でも成果を出せる機会が増え、仕事がどんどん楽しくなってきた。

■DATA Saber 認定証を通して、私が弟子に伝えたこと

新米師匠として、私がある弟子を育てていた約5か月前、「コミュニティ活動としてはグレーゾーンかもしれないけれど、こんなに頑張っているんだから、コミュニティ活動として認めてあげたい」といった内容を、師匠に相談したことがある。その時、師匠からいただいたアドバイスは、こんな内容だった。

残念だけれど、それはコミュニティ活動としては認められない。
ただ、弟子の頑張りについて、認定証の『師匠からのメッセージ』の中で伝えることはできる。そうすることで、弟子の頑張りを認めてあげてほしい。

これを受けて、私はその弟子のDATA Saber 認定証に、心を込めて、こんなメッセージを書かせてもらった。

組織内コミュニティ活動においては、ポイントとしては認められなかったものの、XXに関して、●●さんがこれまで培われた経験やノウハウを生かして行動されていて、組織内インフルエンサーとしてのポテンシャルを感じています 。これからも、その行動力で、組織のデータドリブンを推進する立役者として、活動していってください。

そして弟子は、今、私のこの言葉を受けて、社内で大きく活躍しており、私は師匠として、とても誇りに思っている。

関係性の深い相手が気づかせてくれる強みは、確実に自分の力になり、結果として成長にもつながる。そんなことに気づかせ、実際にたくさんの卒業生を大きく羽ばたかせ続けているDATA Saber認定制度。知れば知るほど、その深さに感動してしまう。