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能力を信じて育てると開花する

以前、『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』を読んだ際、とても心に残ったエピソードの一つが、「自己成就予言」(他人から期待されると、それに沿った行動をとって期待どおりの結果を実現すること)でした。

「高い能力があるとする」訓練兵を無作為に選んだ。そして、部下の訓練兵の潜在能力が高いと信じ込んでいる招待兵が、どう影響をおよぼすかを調べることにした。
 驚いたことに、でたらめに「能力が高い」と分類した訓練兵のほうが、そうでない訓練兵よりも、専門知識テストと武器操作の評価でかなり成績がよかったのである。(中略)小隊長が訓練兵の可能性を信じたことで、この可能性を現実にするような行動をとるようになったからだ。
 訓練兵に高い期待を抱いた小隊長は、彼らをよりサポートし、より多くのアドバイスとこまめな配慮を与えるようになった。訓練兵がミスをしても、小隊長はそれを能力が低いせいだとは思わず、学びのいい機会だととらえた。小隊長の協力的な態度によって、訓練兵は自信と能力を高め、より高い功績を達成できるようになったのだ。
 証拠が示すところによると、リーダーが部下の可能性を信じれば、軍隊にかぎらず多くの環境で、「自己成就予言」を生み出すことができるという。
(中略)
従業員の可能性を心から信じ、支援の手を差し伸べ、可能性を信じていることを常日頃から伝えていれば、やる気が出ていっそう努力するようになり、その可能性を発揮できるようになるのです」

出典:『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』

上記のエピソードを知ることで、DATA Saberに挑戦したことをきっかけに、自分自身が大きく成長できたのは、「師匠やまわりの先輩Saberが私の可能性を信じて、たくさんサポートしてくれたから、自己成就予言を生み出せたのだ」ということに気づきました。

そして、ギバーの多い、DATA Saberのコミュニティは、困っている時に助けてくれ、親身になって、たくさんのアドバイスをくださいます。だからこそ、DATA Saberになってからも、自然とみんなが切磋琢磨して能力を高め、どんどん成長していくコミュニティになっているのだと思います。

どうしてDATA Saberのコミュニティはこんなに居心地がいいのだろう?
どうしてDATA Saberのコミュニティは成長し続けることができるのだろう?

ずっと疑問に思ってきたのですが、DATA Saberの創始者であるKT自身が、「DATA Saberの可能性を心から信じ、(忙しい中でも積極的に)支援の手を差し伸べ、DATA Saberの可能性を信じていることを常日頃から伝えている」ことがとても大きいのではないかと考えています。そして、その精神が、DATA Saber全体に伝播しているからこそ、居心地がよく、DATA Saberのみんなが成長できるコミュニティになっているのだと、「自己成就予言」という言葉を知った今、感じています。

11月から DATA Saber - Bridge 2ndも始まるということもあり、今後もどんどん仲間が増えていく勢いのある、DATA Saberのコミュニティ。
これからも、DATA Saberのコミュニティの中で、多くの才能が開花していけばいいなと思っています。