粘り勝ち

今月、立て続けに、本業の３つの案件で粘り勝ちすることができ、「無理そうだと思っても、諦めなければうまくいく」という成功体験が得られたので、自分の記録として書き留めようと思います。

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■案件① 要件定義が難航した、ターゲットリスト作成ツールの改修

２年以上使い続けている、ある商材のターゲットリスト作成ツール。
指標の定義変更等に伴い、改修する必要が出てきたのですが、想定していた以上の大幅な定義変更だったので、要件定義が難航しました。

エンジニアにツール改修を依頼するにあたり、私が指標の変更内容を紐解き、インプットとアウトプットの各項目の関係性（判定式などのロジック）をまとめた要件定義書を提示したものの、正しい数値が出力されない項目が複数発生し、結果として、エンジニアと10回以上ラリーを繰り返すことに・・・

私が他の業務で稼働ひっ迫していたこともあり、「私にはこの業務は無理かも」と思い、一度は、ツール改修を断念することを上長にも相談したのですが、一緒にやっているエンジニアから、「これまでやってきたことが無駄になりますよ。とにかく完成させましょう！！」と発破をかけられたことをきっかけに、同僚にも協力してもらって、要件定義した内容のどこが間違っているかを特定したり、計算が複雑なゆえに要件定義が難しかった一部の項目を単純な計算で出せる見せ方に変更したりすることで、なんとか正しい要件定義書を作り上げることができ、優秀なエンジニアのおかげで、ツールの改修も無事完成しました。しかも、今まで3時間かかっていた、ターゲットリスト作成が、改修後のツールでは30分に短縮され、稼働負担も減ったので、諦めずにやり遂げてよかった！と思いました。

■案件②　突破口が見えなかった、営業マネージャーからの運用改善の相談

2月に、ある営業マネージャーから「どうにかしてほしい」と相談を受けた、ある業務の運用改善。主管部窓口に問い合わせたところ、「やっていいかどうか、こちらでは判断できない」との回答がありました。

ここで引き下がるわけにはいかないと、「どうしたら判断することができますか？」と交渉したところ、「〇〇部門がOKだったら、前向きに判断することができます」との回答。〇〇部門の窓口が誰か分からず、主管部窓口に問い合わせたものの、業務繁忙のせいか、複数の手段で数回リマインドしても全く音沙汰がなかったため、自力で窓口を探すところからスタート。

なんとか窓口にたどり着き、資料を提出してやり取りした結果、3月末に、〇〇部門から了承を得ることができました。その後改めて主管部窓口に連絡し、〇〇部門の了承を得た旨を証跡とともに伝えると、数回のやり取りを経て、先週ようやく「運用改善してよい」との回答をいただくことができました。案件着手から約3か月を要しましたが、営業担当者の大幅な稼働削減につながる運用改善だったので、この件にかかわっている主要な関係者全員から喜ばれ、とても達成感がありました。

■案件③　突然の大幅な仕様変更で疲弊していた、集計ツールの作成

「ワンショットの簡単な案件」という条件で受けた、ある営業データの集計ツールの作成。担当者から相談を受けて、エンジニアと一緒にツール作成に取り掛かったものの、ツール完成間近に突然、仕様変更の依頼があり、その大幅な仕様変更の内容を見て、エンジニアのモチベーションが一気に下がってしまいました。

依頼者によくよくヒアリングしてみると、打ち合わせ時に聞いていなかった内容も新たに判明。先方からは、「伝わっていると思っていた」と言われたのですが、「いえいえ、それは伝わっていないです」と正直にお伝えし、念のために、一つ一つ丁寧に内容を確認していったら、他にも認識のズレが複数あることが分かり、一瞬、お手上げ状態になりました。

エンジニアからは、「真剣にデータに向き合っている人なら、こんな見せ方ができないことは分かる。このままでは、怖くて仕様確定できない」と、まっとうなご意見をいただき、「私が何とかしなければ。このままでは何ともならない」と思い、上長も含めた、複数のキーパーソンに「助けてください！」と、現状の課題とお願いしたいことを伝えた上でアラートを上げ、複数の切り口で、解決の方向性を模索しました。

すると、ほんの1日で、相手とのコミュニケーションが取りやすくなって、振り回される状況から抜け出し、仕様自体も、エンジニアにとって違和感のない仕様に落ち着き、同日中に仕様が確定しました。エンジニアの不安を払しょくすることもできたので、ほっとしました。

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「このままではいけない」という信念や、「絶対にやり切る！」といった強い意志が生み出す、業務遂行における粘り勝ち。
たとえしんどい業務でも、「気持ちで負けなければ、目的を達成できる」というのを身をもって知ることができたので、この経験をバネに、これからもいい仕事をしていこうと思いました。