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1万時間
何かを極めようとするなら、極めたいことに対して、1万時間取り組む必要があるらしい。
1万時間ってどれだけ大変なことなのかを理解するために、DATA Saberになるまでにかかる時間(目安)を基準に計算してみようと思う。
DATA Saberになるには、一般的に、最低100時間が必要と言われている。ただ、DATA Saberになることはあくまでも通過点なので、さらにその力を極めるには、その100倍(=1万時間 / 100時間)の努力が必要ということ。
具体的なマイルストーンに落とし込むと、3ヶ月で100時間のペースと仮定したら、1年で400時間。
1万時間を達成するには、このペースでは、あと25年必要だなんて、なんと遠い未来なのだろう。
「データに溺れかけている世界において、データを通して世界を理解し、それを人に正しく伝える努力を怠らず、人の心を動かし、行動を促す力」を真に得るためには、これほどまでに、とてつもない努力が必要ということか。
ただ、発想を変えて、一人で極めるのではなく、チームで極めるとしたら、どうだろう?
DATA Saberの人数は、もうすぐ1,000人に到達する。
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※画像をクリックすると、最新データが見られます。
1,000人の力で1万時間取り組む場合、1人10時間(=1万時間 / 1000人)の努力で事足りる。
一人だと莫大な年月がかかることも、同じ志を持つ仲間が集まれば、時間はこんなにも大幅に圧縮できるんだ!
実際、KTが約2年の月日を経て育てることのできたDATA Saberの数は105名。
それが今では、複数の師匠たちの熱意や努力のお陰で、300人近くのDATA Saberを、3ヶ月で育成できる基盤やネットワークができてきた。
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コミュニティの力って本当に偉大だな、と改めて実感する。
実際、KTも、昨年、こんな感想を述べていた。
私が2017年に始めて、2019年5月に最後の卒業生を見届けた時には105名の卒業生がいましたが、卒業生が新しいメンバーを育成し、その卒業生がまた次のメンバーを育成するという形で大きく成長し、2021年11月現在では580名を超える大きなネットワークになっています。
コミュニティが自走してデータドリブンを推進する人を育成する最強のプログラム、それが「DATA Saber」なのです。
このようなプログラムは世界中を見渡しても類を見ません。
今後、DATA Saberは、コミュニティとしてどんな成長を遂げていくのだろう?
さまざまなタイプのDATA Saberが巣立ち、各自が様々なアプローチで、データドリブン文化を根付かせていっている様子を見るのは、とても嬉しいし、エネルギーをもらえる。
一人一人のDATA Saberの地道な努力が徐々に花開き始めている今、データの力を実感し、人の心を動かす人がどんどん増えていくことで、データに溺れかけている人が救われる、素晴らしい未来につなげられたらいいなと思う。