可視化は行動のきっかけになる
もうすぐ夏休みが終わるというのに、上の子(小4)の夏休みの宿題(自由研究と読書感想文)がまだ終わっていない。子どもが「今日やる!」と宣言したので、その後任せて、私が在宅勤務で仕事をしていたところ、他のこと(主に動画やゲーム)に夢中で、結局できていないことが一日の終わりに判明。私が冒頭の発言をして怒ったら、子どもからは以下の反応がきた。
私がこまめに進捗確認せず、放置してしまったのはまずかった、と反省したものの、やっぱり、口で言うだけでは、相手を動かすことは難しい。相手が気乗りしないことについては、特にその傾向が強いと思う。
そこで、その日の夜、旦那に相談したら、的確なアドバイスをもらった。
次の日、子どもが朝起きてくる前に、ホワイトボードに、「今日やるべきこと」と「できるまで、動画やゲームNG」というルールを書いて、リビングの目立つところに置き、朝、旦那からも、意図を交えて、子どもにしっかり伝えてもらったら、子どもは、きちんと意識して行動してくれた。
私も、子どもを見守りながら一緒にToDoに取り組み、できたらチェックする、という地道なことを繰り返したら、子どものやる気が継続できて、ToDoをほぼすべてクリア! 自由研究も無事完成した。
「なんだ、やればできるじゃん!」
と子どもの自信にもつながった。
やるべきことを可視化せず、口で言うだけだと、「うるさいなぁ。わかってるよ。」と相手に思われるだけで、行動につながりづらいけれど、目的を言語化した上で、「やるべきことはこれだけあって、いつまでに何をやる」といった目標を具体的に可視化し、こまめに進捗を確認することって、仕事だけではなく、親子間でも効果があることを実感。
家庭でプロマネなんてやりたくない、と思って、今まで逃げてきたけれど、自分がイライラしないためには、家庭内でこそプロマネは大事なのかも。
塾の宿題とかも含めて、私が小学生だった頃より、今の子たちのやることってとても多いから、子どもだけではToDoを管理しきれない。任せるところは任せつつ、目的を見据えて、全体の管理は親がしっかりやらないと、自分は今何をすべきで、次に何をすべきなのか、子どもも迷ってしまう。
目的は大前提。その上で、可視化の力をうまく使い、自分も一緒に行動することで、ようやく相手の行動を促すことができる。
目的 ⇒ 可視化 ⇒ アクション
DATA Saberの勉強で教わった、Visual Analytics サイクルの考え方は、子育てにも応用できるなんて、もっと早く気づきたかったなぁ。
余談ですが、先日、勉強ができると評判の子の家に遊びに行った際、その子の机を見せてもらったら、机に、1週間分の24時間のタイムスケジュールを書き出した紙が置かれていました。しかも、だいたいその通りに生活できているとのこと!(凄すぎる。)
1週間の予定はだいたい決まっているし、今日何をすべきかを毎日考えるのはしんどいから、うちも真似してみようか、と、子どもと検討中です。