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従量課金の世界で大切なこと

ある人から、今後、データは従量課金の世界になってくると教わりました。従量課金は、やりとりするデータ量が多ければ多いほどお金がかかります。

例えば、宅急便を送る際、荷物が重ければ重いほど、配送料は高くなりますが、それと同じイメージです。

つまり、「必要なデータを見極める判断力」というものが、今後は、データ活用のコストに大きな影響を与えるキーになってきそうです。

逆に言えば、何も考えずに、目の前のビックデータを全部扱おうとすると、データ活用自体がとんでもない金食い虫になり、データ活用を阻害する要因になる可能性が高くなるということ。

また、別の観点で見ると、項目を精査し、使う項目だけに絞り込むことは、コスト以外にもメリットがあります。

見たいポイントにフォーカスして、必要な項目だけに絞り込んだ方が、データが重すぎて処理できないといったパフォーマンス上の問題が起きづらいことに加え、集計・分析の観点もズレにくく、手戻りが少なくなるので、結果として、すぐに使えるデータを早期に納品することができます。

そんな気づきを踏まえつつ、以前、業務において、抽出したデータを整形する際、入力データと出力データの両方の項目をだいぶ絞り込んだら、納品するまでの工数がだいぶ短くなり、出力データ自体もかなり見やすくなって、データを使う営業担当者から感謝されました。

いらないデータを減らしてデータ項目を絞り込むだけで、こんなに効果があるもんなんだ!

心配だからとか、なんとなく、とかの理由で、いらないデータを持つのは、コストと時間を無駄にしているという学びが得られました。