人を育てるということ
人を育てる、という経験は、新しい気づきにつながるのかもしれない、と最近感じています。なぜそう感じるのか、そのきっかけとなったことを書いていきます。
■子どもを育てる
約10年前に初めての子どもを産み、初めての子育てを経験した際、いろんなことに気づかされました。
赤ちゃんってこんなに重いの?
赤ちゃんってこんなに泣き止まないの?
などなど、挙げれば本当にキリがありません。
慣れない子育てに、自分の無力さを感じるとともに、親もこうしたプロセスを経て自分を育ててくれたのか、という、新しい気づきを得ることができました。
もちろん、今でも、子育ての中で気づかされることは多々あります。
■Tableauの使い手を育てる
DATA SaberのApprentice(弟子)だった頃から、弟子を育てるのは目標の一つでした。Apprenticeの最終試験の口頭試問の場でも、今後DATA Saberとしてどんな活動をしたいか、という質問に対し、「弟子を育てたい」と話したことを覚えています。
現在、実際に弟子を育てているのですが、改めてApprenticeの試練を、勉強会等を通じて弟子と一緒に学び直すことで、Apprenticeの時以上に学びにつながっています。
本当に、Apprenticeの試練の内容はとてもよくできていて、噛めば噛むほど味わいがあります。
■まとめ
人を育てることは、今まで知らなかったことに気づかされたり、なんとなく理解していたつもりになっていたことに気づくチャンスにつながります。
そういう意味で、人を育てることって、究極のアウトプットなのではないかな、と最近思います。インプットだけでは自己満足になりがちだし、資料作成やプレゼン等の一方的なアウトプットでは、本当に相手に伝わったか、相手が理解できたのかは分かりづらいことが多いです。
でも、人を育てることで、自分の伝えたいことがきちんと伝わっているか、自分の改善点は何か、をダイレクトに発見することができます。
そういえば、以前上司からも、「伝えるって難しいよね。人によって伝わる言葉は違う。それに気づくには実践しかない」と言われたことがあるなぁ、と思い出しました。
子は親の鏡、という通り、子を見ることは自分を見つめ直すことにつながります。
今後も、人を育てることで、今まで気づかなかったことに気づき、成長していけたらいいなと思っています。