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力が発揮できることは人それぞれ

先日、DATA Saber BridgeのApprenice数名とオンラインで雑談をしたのだが、その中で、とても印象的な内容があった。

社内で勉強会をしたら、勉強会参加者が優秀で、自分以上にめきめきと実力をつけ、成長していっている。質問をされても自分の実力が追いつかなくて困っている。

自分の弟子ではないので、その人の実力は本人の発言からでしか推し量れないのだが、きっと、この人は、名監督タイプなのだと思う。

名選手が必ずしも名監督にはなれないように、いくら自分自身がスキルを高めたところで、弟子にとって素晴らしい師匠になることはとても難しい。

そういう意味で、Apprenticeの今の時点で、名師匠になる素質を発揮しているこの人は、とてもすごいと私は感じた。

以前、店頭オペレーション改善に向けた業務をしていた時、一緒にチームで働いていた、店頭業務に詳しい方から、こんなアドバイスをもらったことがある。

その日にシフトに入っている全スタッフの強み・弱み・スキルを見極めて、チームの力が最大限生かせる業務配置にする。繁忙時間帯においては、新人スタッフなど、できることが限られるスタッフには、できることだけに集中してもらう。できるスタッフにはその人にしかできないことをさせる。
店舗運営上、それが一番効率がいい。

実際、私が上記業務を行っていた当時、全国の店舗を回って、実際の店頭オペレーションを拝見させていただく機会が何度かあったのだが、オペレーション効率の良い店舗においては、当日のスタッフのシフトに合わせて、司令塔役のスタッフが、全スタッフのフォーメーション表をホワイトボード等で可視化し、来店されるお客様のヒアリング等を踏まえて戦略を立て、逐次スタッフにインカムで指示出しをすることで、お店を機動的に回している様子が印象だった。

メンバーの素質を生かし、各々ができることをやる。
自分ができないことは、できる人に頼る。


それが、コミュニティの素晴らしさだし、そういうことを繰り返すことで、コミュニティはどんどん成長し、活性化していく。

そのプロセスの中で、自分ができることを少しずつ増やしていき、新しい人材もどんどん育っていくという循環が、本来望ましい状態なのではないかなと思う。

だからこそ、冒頭で取り上げたエピソードについても、こういった循環を、Apprenticeの時点で自然体でできていること自体、私はとても尊敬するし、今後、どんな師匠になってくれるか、その活躍をとても楽しみにしている。