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アーユルヴェーダ薬草メモ:ひま、エーランダ

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和名:トウゴマ  

総称:ひま

サンスクリット語;エーランダ

種子油であるひまし油で有名。主な効果は鎮痛。ひまし油は、アーマがある場合でも使用できるオイルである。アーマとヴァータが関与するリウマチ(アーマヴァータ)に有効。微細性によりスロータスを浄化する。鋭性もあるので素早く働く。内服すると強力な下剤でもある。

ウパナーハ(痛みのある患部に薬草を塗って、上から包帯で巻く治療法)では薬草を塗った上にひまの葉で覆って包帯でまく。パトラピンダスウェダ(ハーブボール)ではひまとニルグンディの葉とひまし油を使う。

属性(グナ);油性、鋭性、微細性

薬力(ヴィールヤ):温性

ドーシャへの影響:ヴァータ↓、カファ↓

ひまし油=キャスターオイル

チャラカサンヒターでは、50種類の薬剤群において、通じ薬(ベーダニーヤ)、発汗補助薬(スヴェーダ・ウパガ)、四肢筋肉痛鎮静薬(アンガマルダ・プラシャマナ)に分類される。

参考資料;チャラカサンヒター総論篇、日本アーユルヴェーダ学会誌シャンティマールガ第22巻、アーユルヴェーダのハーブ医学-東西融合の薬草治療学、アーユルヴェーダのアンチエイジングーすぐに試せるアーユルヴェーダ養生法ー


アーユルヴェーダサロン環


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