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これが読みたかった! 「ママと私のラプソディー」、「星のたてごと」

4月13日(土曜日)は女ま館の定開日。今日も多くのかたにご来館いただきました。どうもありがとうございました。

閲覧された作品……若い男性が水野英子先生の「星のたてごと」が読みたい、と。YouTubeのきたがわ翔先生の話を聞いて興味があったとのこと。紡木たく先生のマーガレットコミックス、岡崎京子先生の作品なども読んでいかれました。古典名作少女まんがが、読み継がれていく……。

年配の男性は『ひとみ』をお探し。コミックス未収録のおおの藻梨以さん「ママと私のラプソディー」が読みたくて、と。おお、蔵書整理の成果! 段ボール箱に入っているものの、場所がすぐにわかり、掲載号が「ある」と判明。1979年3月号と4月号。前後編だったそうで。復刊ドットコムにもありました。


開館後一番に入館され、最後に退出された女性おふたりは、ずっと、楽しそうに話しつつ、雑誌を見つつ。「気絶しそう」とおひとりが何度もおっしゃっていたのが、印象的。もうひとりのかたは小学生時代に読んでいた『りぼん』を2年分(1986〜1987年)読んだりしていたそうです。「昭和のものはいい」と、懐かしそうにおっしゃっていました。

で、「マイバースディありますか?」と、帰り際に質問されたので、ああ、この質問は何度もされているなぁと思ったので、トップ画像にはりました。人気があるんですね。

『マイバースディ』は1979年の創刊から2006年の休刊まで、411号が発行されてるようです。女ま館には30冊ぐらい寄贈されております。内田善美先生やまつざきあけみ先生の表紙が美しい。多くの「(美)魔女」をお育てになったに違いないと感じます(わたしは、読んだことはなかったんですけど、いま見ると……スピリチュアルといわれる情報満載……)。少女まんが雑誌というわけではないけれど、「少女まんがの世界」を彩る特色ある雑誌だろうと感じます。

また、古本業20年という男性は、『少女の友』を見て、こんな状態のよいものは初めて、と。そうなんですね。確かに、落書きや切り取りや汚れがあまりないタイプが多いなぁとは思いましたが、、、。書誌的に貴重なので、と言われて、ちょっと気が引き締まりました。

女ま館の利用のポイントとして、読みたい作品がある場合、書き出しておくとよいと思います。事前にお知らせいただければ、探しておきます。

というわけで、今期から、どのような作品が読まれているのか、を記していこうと思って……(いつまでつづくかわからないのだけれど)……第2回定開日の速報でした。(ooi)




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少女まんが館(東京)
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