富士ヒル2024 選抜41位/126名

2024年6月8日 15:14

1.レースまでのとりくみ

シクロシーズンが2月に終わり、その後すぐに乗り込みを開始した。昨年は5週間だったけど、今年はそれ以上の6週間をトレーニング増量週間に。食べる量は控えず、とにかくよく乗ってよく食べてよく寝る、そんな生活だった。

3月終わりには昨年の同時期より2〜3キロ重い、それでもあまり気にしなかった。今年は体重が多少増えることを恐れずに、とにかく絶対的なパワーをあげたいと思っていた。そんなぼくを安心させてくれる材料に、615六甲朝練のホームコースである東六甲のタイムが昨年より安定していたことがあった。

サイコンによるFTP上昇のお知らせも何度か出てきて、45歳でもパワーアップしていることに喜びを感じていた。

トレーニングは有志で開催している練習会、615六甲朝練（以下615）中心に行った。平日はzwift。富士ヒルを3ヶ月後に控えて、いろんな方が参加してくれるようになった。みんなそれぞれに目標を持って参加されており、刺激を受ける毎日だった。

2.レース展開

富士ヒルは2回目の出場、選抜は初めて。とにかく先頭集団にいけるところまでついていく作戦。
早起きして遠慮なく最前列を確保。

レーススタート。
パレード区間が終わり、一気にあがる強度。あとできくと昨年よりはマシだったとか。きついけど耐えられないほどではない。今日のためにどれだけトレーニングしてきたと思ってるんだ！と自分に言い聞かし、とにかく前で。
早く落ち着いてくれ！と願っていると5分？10分？記憶が飛んでるけどほんの一瞬落ち着いた、、、と思ったら平坦でかかるインターバル。
しんどすぎて徐々に位置を下げていく。気がつけばちぎれかけ。

前の方に今日はじめてご挨拶させていただいた小川のゆうちゃんがみえる。ああ、前にはまだ30名以上いるのに、小川のゆうちゃんはついていけるのに、おれのレースはここで終わりなのか。朦朧となりながら時計を見ると10km25分30秒。

ちぎれて呆然とすること30秒。まだレースが終わっていないことに気づく。周りを見渡すと同じように集団からちぎれた人たちがチラホラ。一緒に行きましょう！積極的に声かけ。そしてどれぐらい時間が経っただろう。長かったようにもほんの一瞬だったようにも感じる。見慣れたサングラス、緑のソックス、615の魔神葉山が隣に登場！

お互い阿吽の呼吸でやることは理解していた。
一緒に行こう！
最後までいくぞ！
もう半分過ぎてるぞ！
いけるぞ！
短く回そうぜ！
ぼくたちふたりだけじゃなく、他の人からも前向きな声かけがあった。

実際に先頭を回せていたのは5名ほどだったように思う。そして集団は7〜8名だと思っていたら、あとで写真を見返すと19名！小川のゆうちゃん、インフィニティの北川さん、Activikeのにっしーさんなど、普段は遠い存在の方々とトレインを回していることに興奮していた。

途中ペースがあまりに遅かったのでペースアップを試みたけど、みんなギリギリだった模様。そして自分もひとりで飛び出す余裕はなかった。

みんなで励ましながら最後のトンネルへ。スパートは昨年と同じあたりで。トンネルを抜けて失速。どうやらかなり脚がなかった模様。どんどん抜かれ、ゴール1メートル手前で魔神葉山🦹‍♀️にも差された。雄叫びをあげる葉山。そう、今日の葉山は強かった。負けた悔しさより、最後まで諦めずに踏み切った強さをたたえたかった。そして最高の時間を一緒に過ごせたことを喜びあった。

選抜41位　60分39秒28
葉山は40位

3.ふりかえり

レースが終わってとにかくいろんな方と写真を撮った。チームメイト、顔見知り、はじめましての方。みんないい顔してた。リザルトは悔しい思いをした人もいっぱいいるけど、ここまでの過程はむだじゃない。たくさんの経験と思い出が残っているはず。

少しだけデータ的なことを。なんと富士ヒルのレース中にリアルな１時間出力を更新。この春に更新したFTPとその値を比較すると、96.98%の出力！
だいたい10%はパワーダウンするという話もあるけど、どうやら自分は高地耐性があるっぽい。昨年の富士ヒル、王滝でも薄々感じてはいた。

最後にみんなと撮影した写真たち。みんないい顔してる！

ありがとうございました！

4.追記

富士ヒル翌日、Xを開くと多くの方からメッセージがきていた。
「トレインひいてくれてありがとうございました」
「前向きな声かけに救われました」
「下山時にお話しできてよかった」
中にはお名前を存じ上げているものの、格上と認識、まさかその方と知らない間にトレイン形成していたなんて！S.中川さん、ぴよんせさん、さささん、877さん、おーにしさん、ありがとうございました😭