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カセットテープDJ 2021年春モデル


大江戸テクニカです。DMM.make AKIBAで試作を重ね、自分なりに完成形が固まってきたので使い方や機能の詳細をお伝えします。

全体構成

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カセットテープDJはモーター制御部、カセット配置部、ギア機構制御部で構成されています。電源とカセットテープの音声は背面の電源プラグとステレオミニジャックから出力できます。写真のようにたてても使えます。

モーター制御部

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※最新バージョンはFASTボタンは削除して早送り、巻き戻し時に自動的に最高スピードとなります。 (2021/05/31)

モーター制御部はUp/Downつまみ、モニター、FASTボタン、START/STOPボタンで構成されています。Up/Downつまみはボタン付きのロータリーエンコーダーで、左右に回すことでスピードなどの数値を変更できます。ボタンを押すことでモニター部分にある「PWM」「SUM」「BRK」に切り替えます。これらを切り替えることでモータースピードコントロールの種類を変更できます。写真や文章よりも動画がわかりやすいと思うので、後述のデモ動画をご覧ください。FASTボタンはモーターを最高スピードにするボタンです。FAST時はボタン上のLEDが光ります。START/STOPボタンを押すことでモータの回転、停止が切り替えることができます。

カセット配置部

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カセットを配置する部分です。透明なのでわかりにくいかもしれませんが、スクラッチがしやすいようにアクリル板で作った「スクラッチ用ホイール」を回転軸の上につけています。後述する「Qボタン」を押すことでギアがフリーになり、スクラッチができるようになります。カセットテープの下の部分にあるのが「再生ヘッド」です。左下にある円形のねじを回すことでヘッドの高さを微調整することができるようにしました。カセットテープ再生時はヘッドの位置によって音質がかなり変わります。

ギア機構制御部

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カセットテープDJプレイヤーはラジカセの機構部品を流用しています。ギア機構制御部のボタンを押し下げることで「再生」「巻き戻し」「早送り」「停止」などのギアの状態に変更できます。「Qボタン」は元々一時停止ボタンだったスイッチです。カセットテープをスクラッチする際にこのボタンを押し下げます。元々はオルタネイトのスイッチでしたが、機構部分を改造してモーメンタリのスイッチにしています。

デモ

実際に動作させた様子です。字幕で機能の説明してます。今後もブラッシュアップしていきますのでご意見、ご感想があればぜひコメントをお願いします!


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