テープ巻き込み現象の対処法(検証中)
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テープ巻き込み現象の対処法(検証中)

カセットテープ長年ご使用している方は、テープを巻き込んで傷をつけてしまったという経験がある方も多いと思います。カセットテープDJ装置も例に漏れずテープ巻き込みの現象が発生しまうことがありました。新品のテープや気に入っているテープを傷つけてしまうショックは推しアイドルの喫煙、飲酒報道と同等またはそれ以上と言われています。今回はこのようなショックを回避すべく、テープ巻き込みの原因の考察と自分なりに試行錯誤した結果を投稿いたします。

原因A:キャプスタン、ピンチローラー部の不良

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ピンチローラーはゴム製品で、経年劣化で硬化してひび割れていたり、表面がツルツルになってしまっている場合があります。そのようなピンチローラー場合、テープをしっかり巻き取ることができずにワウフラッターの原因となり、最悪の場合テープが脱線してしまいます。また、ピンチローラーと接触するキャプスタンも汚れていたりする同じく悪影響がでます。

原因A:の解決方法案 

ピンチローラーの不具合は新品に交換することで概ね解決できます。
在庫は少ないですがネットショップでもまだ売ってるところがありました。
https://item.rakuten.co.jp/techspace/201712adppr106515j/

その他、古いピンチローラーでもS-721Hというヘッドクリーナーで磨くことで復活した場合もありました。現在は生産終了しているみたいですが計り売りで買えるところもあります。

あと、ゴムチューム切って自作もしてみたのですがワウフラッターがひどくて使えませんでした。

ピンチローラー自体なかなか市場に出回らなくなってしまっっているので自作する方向での検討も今後の課題です。
また、キャプスタンの方は汚れていてもダメですが、ツルツルにしすぎてもテープが滑って良くないようです。#40~#60くらいの粗めの紙やすりとかで表面を軽くやすると良い具合になりました(実践する場合は自己責任でお願いします)。


原因B:カセットテープの相性

カセットテープはメーカーによってケースの作りや構造が若干違います。ケースの寸法が違うとヘッドやピンチローラーがテープと接する位置が微妙にずれ、脱線に繋がります。また120分、90分テープなどはテープ内部の左右のリールの直径の差が大きくなり、これが悪影響を及ぼしている場合があるようです。この場合、特に巻き取り始めの時にテープの脱線が良く起こります。

原因B:の解決方法案

一つ目の方法として、テープ巻き取り方向とは逆側に力をかけると常にテープにテンションがかかり、良い具合にテープ走行が行えるようです。写真のように少しだけ指で押さえるなどが応急処置的な方法です。

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二つ目の方法として、テープのヘッドの位置を調整すると解決する場合がありました。写真のようにカセットテープDJには機構部分とヘッドの位置を微調整できるネジがついています。テープとヘッド、ピンチローラー、キャプスタンが並行して走行できる位置に調整すると脱線がなくなります。
赤丸は機構部分全体の角度調整、黄色丸はヘッドの角度調整のねじです。

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カセットテープDJを送る際は調整が済んだものを送っていますが、MDFという木製の材料を使っていることもあり、環境変化や輸送時の振動などで若干ずれている場合があるようです。位置ずれの少ない材料の選定をする、固定する機構を追加するなどの改善が今後の課題です。

三つ目の方法として、これはかなり力技ですが、テープを分解してケースの間にテープなどを挟み、少しだけ隙間を作るという方法です。自分でも半分やけくそで試した方法なのですが、改善する場合もありました。隙間開けたことでカセットテープ内部の滑りとかが良くなってるのだと思われます(多分)。

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あと、ちょっと珍しいテープですが内部に左右のテープのテンションをいい感じに一定にする機構が内部に取り付けてあるカセットテープもあります。やはりテープのテンションが常に一定の力でかかってることが重要のようです。

巻取りはじめ時の写真

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巻き取ると追従してテープに一定のテンションがかかる

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3Dプリンターで似たような機構を真似して作って入れてみたら改善しました。ただ、3Dプリンタの素材が滑りを悪くしているのか、通常のテープのようにスクラッチが出来なくなってしまうので今後ブラッシュアップしてまいります。

その他

カセットテープDJ装置、条件や相性の悪いテープなどにあたるとテープ巻き込みを起こってしまうようですが、今後改善してまいります。
また気づきがあればご報告いたしますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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カセットテープDJ linktr.ee/ooedotechnica