苦笑い

人によってそれぞれ夢や憧れがある。もちろん僕にだってある。その夢を叶えられるのは本のひと握りの少数とはよく言ったもので全くその通りだと思う

その少数になるために、ある人は努力し、ある人は妬み、ある人は破産し、ある人は亡くなるというのも垣間見れるそれが日本。僕達にとって夢や憧れを追い続けることは幸せなのか僕にはまだ分からない

僕の夢はカフェを開くこと、もちろん出店する地域の人に気に入られ、憩いの場になるカフェを作りたい。憧れは、ひとつ上の高校の先輩だ。農業高校出身だからこそ同じ研究をしていた先輩は憧れであり目標だった

人に言ったらそりゃ笑われることだってあるし、出来るわけないと鼻から決めつける人もいる。僕はそれで怒ることは無いし、ましてや掴みかかってぶん殴るなんてことはしない。

だって人はそういうものじゃないか。そう思って、僕は奥歯を噛み締めて少しだけはにかんで「だよな笑」って言うのがテンプレ。大体そんな感じで流した結果夢は遠のくばかり。

あぁ。これが僕の間違いかそう言って僕は涙目で頬を上げた。

夢を諦めた先に僕が求めたのは逃げ場だった