帝京大眼科 初診の時のお話

2002年11月

02年11月帝京大学病院を初めて受診しました。  随分早く家を出たつもりでしたが 予定時間ぎりぎりに やっと 到着。乗り換えなどで 2時間程度かかると見た方がいいようでした。わたしは大学病院などという場所には縁のない人間で、まずこの病院の広さに圧倒されました。案内にそって眼科の外来で待ちます。 すぐに呼ばれて(!)医師からいくつかの質問を受けました。が、すぐに待ち合い室に戻されます。あ、予診というやつね。 はじめ 待ち合い室にはパラパラとしか居なかった患者さん達も どんどん増えていきます。小児の患者さんは私の想像よりは少ないようにおもいました。 もと君の番がやってきました。ここで 初めて担当医Kに会いました。 下垂の程度など ひと通りの診察をしました。今日は ここまで視力検査などは受けなかったのですが K医師によれば 帝京ではもと君くらいの小さい子では 正確な視力を測るのは無理なので行っていない、とのこと。 視力を測定できるようになるのは3歳くらいになってから ということだった。散瞳の目薬もない。今まで2ヶ月置きに視力測定のために通院していたのはなんだったのか?・・・加えてK医師、前医であれほど勧められていたアイパッチは不要と言った! (もっとも 私は数カ月まえから前医の方針を無視して、アイパッチは中止していたのだが)。 今までの病院の方針とのあまりのギャップに困惑する私に 「これらは眼瞼下垂の治療に関する考え方の違いからくるのです」と説明してもらう。 ・・・にしても 私が前医の方針のまま なんの疑問も持たずにいれば もと君は そのうち眼鏡をかけることを勧められ、思春期直前まで手術を受けることなく過ごしていたのか。 サイト立ち上げて良かった、いろんな人の話を聞くことができて良かった、転院することを決めて良かったと 心から思った。  もと君は 片眼だけの下垂症であることと、下垂の程度も瞳が半分見える程度で軽度~中程度ということだった。K医師の話では かならずしも手術を急ぐ必要はなく 視力を測定できるようになってから再診して手術の時期を決めていっていいのでは?ということであった。1歳でする手術も3歳でする手術も それぞれにメリットデメリットがあること、どちらにしても 控えめな矯正にとどめるということの説明にも 十分納得が行くものがあった。 しばらく待ち、小児眼科の権威 久保田教授の診察を受ける。(小柄で物腰の柔らかそうな女性という印象を持った。03年の3月いっぱいで退官とは、残念です)  さて、その久保田教授からは 「手術の予定をいれましょう」といきなりいわれました。正直、面喰らいました。その後に再度K医師と話をして お互い苦笑してしまったほどです。  手術を願って受診したものの 初診でいきなり手術の予定を組んでしまうのは、ちょっと心の準備ができていないという部分がありました。そもそも今日は夫も来ていないし、独断で予定を入れる訳にも行かず 結局出直すことに決めました。再診の日程も特に決めずに この日は 帰りました。

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