再手術へ・・・

2003年08月07日

003年8月7日 帝京大病院受診の日。 本当は 視力検査のための受診だったのだけど ちゃんと視力を測定することができなかった。 (3ヶ月前の母親の悪い予感は見事に当たってしまった)  そして そんなことはどうだっていい と思ってしまうほどの事態に 直面していた。 受診するまでの間に 私は主治医Kと 何度か連絡をさせてもらっていたこともあり 話はいきなり 再手術をするという前提で 始まっていたのだが この日、実際に診察してもらいはじめて 「そもそも なぜもとくんは逆さまつげになってしまったか」ということについて 説明を受けた。 要は 「手術の傷が ケロイド化したのではなかろうか」ということだった。 通常 瞼の内側を縫い付けるのにはバイクリルという3~4週間で溶ける糸を使うのだそうで。  もと君もこの方法で手術を受けた。しかし バイクリルが溶ける時に 傷だった部分が 過剰に盛り上がって瞼を腫らし、まつげを内側に押しやってしまった、それが左目の腫れと 逆さまつげというかたちになったのだそうだ。 (ことばで書くのは難しいな。) つまり 手術そのものが失敗した訳ではなく もと君の手クセが悪かったせいでもなく  しいていえば もと君の体質が ちょっと特異だったせい だったようだ。 同じ手術を受けている大勢の人たちのなかでも もと君のようなケースは今までなかった というのだから たぶん そうとうに珍しい事例に なってしまったようだ。 再手術をするにあたっては あらかじめケロイドになりにくくする為の薬を もと君に飲ませておいて行なう。そして 手術に使う糸もバイクリルではない糸を選択する、など できる限りの事をすると言って下さった。 今回は 主治医も その上の先生も いつも以上に 本当に誠心誠意という対応をしてくださいました。 5月の手術がうまくいかなかったことは 本人(はあんまり分かってないけど)や 家族もがっかりするところではあったけど、 主治医や 他のスタッフの皆さんだって 実は かなりショックだったとおもうのです。 それというのも、 「わたし」のサイトは いろんなひとが 見て 参考にしたりする所であるし、 「わたし」という人間の発言の及ぼす力は 結構大きいものだと言うことを 自覚している。 そして 主治医はもちろん、その上の先生も 「わたし」がそういう相手であるということ 今回の事も 公になることは 間違いないだろうことを 充分承知の上でお話をしてくれているのが やっぱり よくわかるのです。 だから 還って申し訳ない状況なのです。 それを思うと、わが子が可哀想と思う以上に 帝京のスタッフに申し訳なく思ってしまう 妙な立場の「わたし」です。 ・・・よりによって「おーばの息子」のケースで こんなトラブルが起きるなんて・・・因果なものです。 『手術大成功でした~』って 皆さんに報告できなかったのは残念ですけど 今回のことは 不可抗力だと納得しました。 もちろん 一番しんどいのは 当事者の もと君に ほかなりません(たぶん良く分かってないと思うんですけど) 手術は10月。それにむけて わたしも万全の体制をとります。


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