もとくん 入院記 3日目
2003年05月07日
3日目 (5月7日 水) 5時にお目覚めのもと君は 前の晩に蚊に刺されたところをさかんに気にしていましたが、手術の部位を痛がる様子はありません。主治医Kが言った通り、触ると痛いのが分かるので 触ることもほとんどありません。ナルホド という感じです。昨日のパニックが嘘のように 穏やかに過ごしています。一方、左目はこれ以上ないほどにパンパンに腫れ上がっています。 8時頃に診に来てくれた主治医Kは 術後に泣き過ぎて瞼のあたりの血管が切れて内出血したのが原因でしょうと。(それって 私のせいかな。でも どうしようもないことじゃないですか・・・) もと君は主治医Kが来ると 固まります。そして診察のためにお顔を覗き込むと 必死になって逃げます。この日もそう。でも この日の教授回診の後 誰かを探すようにキョロキョロするもと君に気付きました。どうやらK先生を探しているようでした。なーんだ ほんとは好きなんじやないの? 手術が済むと心配になってくるのが過矯正。術後に主治医Kが言ったことが 頭から離れない。今は腫れていてちょうど良く挙がった感じになっているが 腫れが引いた時 瞼は やっぱり挙がり過ぎているかもしれない。 眠っているもと君を見ると 兎眼のことも気になる。 この日のお昼寝の時に、すっと閉じる右目と いつまでも黒目がゆらゆらと動くのが見える左目とを見比べるとやはり胸が痛む。たまらなくなって すっかり眠ったもと君の両目にそっとハンカチタオルをかけ その場を離れた。 少し経って もう一度覗くと 左もほとんど閉じた状態になり ちょっと安心。 こうなるとわたしもただのヒトで 普段 医療従事者だ、管理人だと エラそうにしている分よけいに情けない。私は私の意志でこの病院を選び、ここのスタッフを信頼して 手術に臨んだはずではないか。いろんなリスクやデメリットも承知の上で臨んだはずではないか・・・ ここまでお読みの方へ。 私は 多分だいたいの親よりも この病気には詳しくなっているつもりではありますが、そんな私でも やっぱりうろたえたり ショックを感じたりしました。なので これから手術を受けることになり その前後で動揺したとしても そんなもんなんだー って 思い直して下さい。 そうしたら 「ちょっとだけ先輩」として 少しは役に立つ気が致します。 18時 再び主治医K登場。(もと君やっぱり固まる)もと君の左目の様子を診ながら 私の不安やら心配やらをさらりと言い当てる。「経過をみながらでないとなんとも言えない」と言われつつも 気持ちが少しだけ軽くなった気はした。 この時 明日の退院が確定し 次回の受診日も決まる。 この日は 内服薬の説明、点眼楽 眼軟膏の使用方法などのレクチャーを受けた。 夜もぐっすりと眠ることができました。
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