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【NFT】「Mint」について

はじめましてのヒトは、はじめまして。
いつもの皆様、こんにちわ。
大葉さんです。

前回のお話

長い長いPolygon版NFT作成編、お疲れ様でした。
今回は、NFTで頻繁に使われる専門用語「Mint」についての解説です。

なぜこの記事を書いたのか

NFTの専門用語「Mint」(ミント)の用語解説編です。

仕組みとしての「Mint」と、実際のサイトで行われる「Mint」のタイミングが微妙にズレているので間違えないようにね!が、伝えたい事です。

では、いつものように、長い解説、いってみよ〜

■「Mint」とはなにか

専門用語がわからない場合、まずは公式ドキュメントから調べましょう。
本家の資料は神様です。

こちらがEthereum本家による「NFTをどのようにMintするのか」というチュートリアル・ドキュメントになります。

いろいろ記載されてますが、用語理解のために重要なの部分は、この一点。

“Minting an NFT” is the act of publishing a unique instance of your ERC-721 token on the blockchain.

つまり、Mint とは「Minting an NFT」の省略で、あなたの作成したユニークなNFTトークンの情報を、ブロックチェーンに公開することです。

■「Mint」のタイミング:OpenSea

では問題です。OpenSeaは、どのタイミングでユーザが作成したNFTをブロックチェーンに公開するのでしょうか?

答えはこちら。

・「Freeze metadata」のフラグをONにするタイミング
・誰かにNFTを送付/販売するタイミング

すなわちOpenSea上で設定がロックされる=NFTの情報をブロックチェーンに公開してしまったので、修正出来なくなるという関係です。

以前、作成した記事を振り返ってみましょう。

この記事にあるオペレーションが終わった時点で「Mintされていない」為

このように編集が出来てしまいました。情報はOpenSeaの内部にデータ保管されているだけなので、当然ながら「削除」も可能となってしまいます。

なお、オプション設定の一部にある「Freez」や「他のオーナーにNFTを送信する」を行う際は、1ユーザアカウントで完結できない操作となるため、ブロックチェーンに情報公開せざるを得ません。従って操作と同時に「強制的にMint」されます。以降は、Editボタンが選択できなくなりますが、これもNFTに関する情報がOpenSeaの内部データ保管庫からブロックチェーンに移動された為、OpenSeaの一存では改竄できなくなったからです。

ここまでの調査結果により「なぜNFTが後から編集や削除できるのか?」という長年の疑問が解決しました。OpenSeaではNFT作成ボタンとMintのタイミングが一致していない為でした、スッキリ。

■「Mint」のタイミング:Foundation

次に、Foundationについて調査しました。
取引が終わったNFTからリンクされたEtherscanに全取引が公開されていたので、順に確認していきます。

スクリーンショット 2021-10-27 20.18.30

NFT作成

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オークション開始

スクリーンショット 2021-10-27 19.53.16

オークション終了&オーナー変更

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出品前のタイミングでNFT情報をロックさせる、オークション開始時間をブロックチェーンに刻む。オーナー変更についてもブロックチェーンに。公開されていない(内部データベースで処理を完結している)部分はオークションの過程部分のみ。

サイト上のアクションとブロックチェーンへの公開が連動している、しっかりとした仕組みを採用しているなと感じました。

■まとめ

仕組みとしての「Mint」と、実際のサイトで行われる「Mint」のタイミングが微妙にズレているので間違えないようにね!


本日はこのあたりで。
でわ!


次のお話


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