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【NFT】OpenSea、Metadata手動更新

はじめましてのヒトは、はじめまして。
いつもの皆様、こんにちわ。
大葉さんです。

前回のお話

前回に引き続き、IPFSに関する補足記事です。
もう少し座学にお付き合いください。

なぜこの記事を書いたのか?

今回は、Twitter上で頂きましたご質問に対するアンサー回となります。

Q:

A:

はい、お伝えしたい内容は以上となります。
あとは清々しいまでの蛇足です。しかも長いです。

■ビットガールズとは何か

日本国内取引所の(ある意味)風雲児(=問題児)

かの有名なZaif( https://zaif.jp/ )様が、なんと2016年に立ち上げたNFTトークンを使った企画番組になります。

代表がチャットに降臨して「嫌なら是非他行ってくださいね」と言い放ったり(ソース)ビットコインを「ビット」と発言した人をチャットからBUNする規則があったり(ソース)時計を作ったり(ソース)大根カレーを配ったり(ソース)と、伝説を並べればきりがないZaif様ですが、

うん、Zaifだしね、仕方ないね!

で全て受け入れられておりました。受け入れるのです!!

なお、良いか悪いかはさておいて、新しいテクノロジーに対するチャレンジ精神だけは、2015年4月創立当初より、他の国内取引所より10歩以上、抜きん出ておりました。


時は2016年9月、Zaifから衝撃のプレスリリースが発表されました。

え?ビットコインをイメージしたタレントグループ?テレビ放送?XCPをベースにしたトークンを発行して、グラビア紐づけて投票券にする?大丈夫?お薬飲んでおうちに帰って、まずはぐっすり眠ろうか!

今思えば時代を5年ほど先取りしていた本企画は、ごくごく一部の熱狂的な紳士達(のみ)によって、とてもとても高く支援されておりましたが、一般層に向けてはブレイクすることもなく、2017年3月TV放送の終了と共に、ひっそりと下火になって消えて行ったのでありました。

そう、2021年イーサリアムの関連プロジェクトである「EmblemVault」の登場により、ヴィンテージNFTという概念が生まれるまでは!

■あれ、ビットガールズトークンは、ヴィンテージNFT化できるんじゃね?

はい、その通りです。ビットガールズトークンの実態はXCP上のトークンなので、当時から換算して10倍以上に跳ね上がっているビットコインさんを使って移動出来ます。

ヴィンテージNFTって何?って方はこちら

問題はZaifからトークンを払い出すための手数料相場が2016年当時のままの為、1円に満たない価値のビットガールズトークンを払い出すために1万円弱くらいの手数料がかかること。「(コストを考えなければ)技術的には出来ます!」の典型ですね。

かくて、ツワモノ現る。

日本円換算で20万以上をコストにかける、その心意気や良し!
はい、ここまでが前置きです。

■IPFSのキャッシュ更新問題

ビットガールズの再発見をきっかけに、新たにヴィンテージNFTを作成する方々が増加しましたが、同時に新たな問題が発生しました。

詳しい内容は下記のブログに書かれていますので割愛しますが、EmblemVaultにて、ヴィンテージNFTを作る過程において、一時的に(Empty Vault)の文字列が表示されます。

XCPトークンを指定されたアドレスに送り込むと、自動的に(Empty Vault)の文字列が消える仕様なのですが、稀に以下の現象が起きるようです。

・EmblemVault上では(Empty Vault)の文字が消えているが、OpenSeaなどの別サイトから確認すると(Empty Vault)が消えていない

これらは、インターネット上に保管されているIPFSファイルのキャッシュが更新されていないために発生します。

(1)EmblemVaultは、IPFS上に「(Empty Vault)文字あり」の状態でmetadataを保管します。
(2)EmblemVaultは、XCPトークンを受信したと判定すると、IPFS上に「(Empty Vault)文字削除」「受信したXCPの属性表示」情報等をmetadataに追記します。

この時(1)のキャッシュを(2)のキャッシュに置き換える必要があるのですが、OpenSeaでは、トークンの売買や送信が発生しない限りは、EmblemVaultにキャッシュの更新確認を行いに行っていないようです(これはIPFSではなく、OpenSea側の仕組みの問題です)

改善方法。OpenSea側で、以下をクリックして強制キャッシュ同期!

画像1

以上です!

Oncyber.ioで展示している画像に(Empty Vault)がついている方も、上記を試してみてください。私の調査した限りでは、oncyber.ioはOpenSeaと同じmetadataを利用しているようです。したがって、OpenSeaさえしっかりキャッシュ更新できれば、問題は解決します。

それでも治らなければ、一度、展示を取り外したのち、再度飾り直してください。このタイミングでmetadata再取得が行われます。

■まとめ

IPFSのキャッシュ問題って非常にレアなので、ナレッジ残しておきました。
まさか、私以外に引っかかる人がいるとは思わなかったです。

もう1点!

ビットガールズ(+ もう1つの要因)がきっかけで、ヴィンテージNFTの作成者数が大幅に増えました!ユーザーが増えることは、絶対正義です!
良きかな良きかな。

え?もうひとつの要因って何かって?
こちらです!

詳しくは次回!
本日、ここまで!

ではでわでわでは。


次のお話


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