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高域寄りフラット FOSTEX TH900MK2

こんにちは。ONZOスタッフの大橋です。本日はFOSTEXのフラッグシップモデル、TH900MK2をレビューしていきたいと思います。前回TH610をレビューしましたが、その上位グレードということで期待が高まります。



基本情報

・価格:¥247,500
・付属品:スタンド、レザー調キャリングポーチ
・ドライバー:Φ50mmネオジウムマグネット
・再生周波数帯域:5~45,000Hz
・インピーダンス:25Ω
・端子:直径6.3mm 金メッキステレオ標準プラグ

聴いてみた

TH610と連続して聴きましたが、音の傾向としては、よく似ていて、特徴をそのままに、音質をグレードアップしたような機種だと感じました。

音のバランスはフラット傾向ですが、少し中音域〜高域が前に出ていて、さわやかで気持ちが良いです。中低域の主張も比較的少ないため、スッキリしたサウンドだと言えるでしょう。TH610と比較して各音域の質が非常に良くなっています。

特に違いを感じたのは低音で、音量はそこまで出ていないのですが、制動感が高く、音の余韻、リバーブ感まで再現しており、クオリティの高さを感じました。また、かなり低い音域までしっかり出ており、しっかりと音楽全体の土台としての役割を果たしていました。

中音域に関しては、ボーカルの距離感が少し遠いように感じました。また、曲や再生機によっては刺さることがあるので、自分の環境での視聴がおすすめです。

また、高域が少し強めなので、これも再生機によってはシンバルはドラムのタムの皮の音などがキツく感じられる方もいるかと思いました。

遮音性は密閉型にしてはそこまでで、外の音も入ってきます。ですので、家の中の整った環境で聴くことを想定されたのだと思います。

空間表現や定位の表現もTH610からグレードアップしており、リアリティと空気感が増しました。このような音響特性の高級ヘッドホンもあまりないため、低域〜中低域が少し落ち着いたスッキリ気持ちの良いヘッドホンが好みの方にはとてもおすすめです。また、はじめにも述べましたが、基本的にはフラット傾向ですので、そうではないという方にも一度聴いてみていただきたいです!

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。以前からONZOにリクエストの多かったFOSTEXですが、この度フジヤエービックのオーディオレンタルサービスにてレンタルしていただくことが可能になりましたので、ぜひご利用ください!ありがとうございました。

ご利用は以下のリンクから↓
https://www.fujiya-avic.co.jp/shop/g/g200000032863/