【MTG】個人の偏見で送る、安く使える打ち消し呪文リスト【EDH/統率者戦】

こんにちは。はじめまして。めのーと申します。

統率者戦 (EDH)、遊んでいますか? 自分はMTG Arena以外ではほとんど統率者戦ばかり遊んでいます。
しかし、中にはデッキが高くなるからちょっと…という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方々に向けて(自分用のメモも兼ねて)、統率者戦において安く使えて強いカード一覧を書いていこうと思います。

今回は、意外と探すのが面倒な打ち消し呪文編です(次回以降が存在するかどうかは不明です)。
執筆時点での価格が1000円未満であることを大体の目安としてリストアップしていきます。
基本的に特筆していなければ青単色のインスタントです。
各マナ域につき、私個人として使いやすいカードから並べています。

1マナのカード

・《白鳥の歌 / Swan Song
インスタント・ソーサリー・エンチャント限定。
そこそこ対象が広いのでなんだかんだ打てます。
2/2飛行を与えてしまいますが、ライフ40の統率者戦においてはそこまで大したものでもない…かと思いきや、強化されたりコンボの種になったりでたまにえらいことになります。

・《払拭 / Dispel》
インスタント限定。
とはいえ除去のほとんどはインスタントだし打ち消しもインスタントなのでそこまで打ちどころには困りません。

・《頑固な否認 / Stubborn Denial
クリーチャーでない呪文限定、かつパワー4以上のクリーチャーをコントロールしていなければ1マナ要求のみ。
統率者がパワー4以上であれば、除去避けのために積極的に採用できるカードです。

青以外のカード

・《紅蓮破 / Pyroblast》(
・《赤霊破 / Red Elemental Blast》(
青の呪文限定の打ち消し。青のパーマネントの破壊も可能。
テキストが少し異なりますが、どちらのカードも書いていることはほとんど同じです。
「青い人が1人くらいいるだろう」と思って2枚入れると誰も青い人がいないのに2枚とも手札に来てキレることがまれによくあります。

・《耳障りな反応 / Guttural Response》(赤緑
青のインスタント限定。
打ち消し対策カードとしての運用がメインです。青を含まない赤緑系のデッキで、どうしても通したいカードを通すために採用される場合があります。
青い人がいないと悲しみを背負います。

2マナのカード

・《対抗呪文 / Counterspell
何でも打ち消せてデメリットがなくて2マナ。シンプルに強い。
とはいえ青ダブルシンボルの捻出が難しい場合は採用を控えるかもしれません。
値段に糸目をつけない場合はマナコストが同一である《マナ吸収 / Mana Drain》に枠を持っていかれがち。

・《秘儀の否定 / Arcane Denial
何でも打ち消せます。打ち消した相手には2ドロー与えてしまうものの、自分自身も1ドローできます。
致命的なカードを打ち消せれば、2ドロー与えるくらいどうということはありません。逆に、2ドロー与えるのであまりヘイトを買わず許されがちという側面もあります。

・《遅延 / Delay
何でも打ち消せます。3ターン後に再度唱えさせてしまいますが、統率者戦の3ターンはめちゃくちゃ長いです(実質10ターン以上になるため)。
3ターン後のアップキープに適正な対象がなければ唱えられないため、打ち消し呪文などに対して打てば全くデメリットなしです。
統率者を打ち消した際は再キャストが遅くなることを嫌って統率領域に戻してくれることも多いです。

・《否認 / Negate
クリーチャーでない呪文限定。
統率者の打ち消しは基本的にできませんが、クリーチャーでなくて強力なカードは非常に多いので打ちどころには全く困りません。

・《物語の終わり / Tale's End
伝説の呪文もしくは起動型/誘発型能力限定。
統率者は伝説の呪文なので、基本的に腐ることはありません。また、致命的な起動型/誘発型能力も多く存在している(そして打ち消されることが少なく、油断している)ので割と刺さります。

・《軽蔑的な一撃 / Disdainful Stroke
4マナ以上の呪文限定。
統率者自身も含めて4マナ以上の呪文を全く採用していないデッキはほとんど存在しませんし、そういった呪文は大抵フィニッシャーです。
致命的なカードを止めるのに使いやすいため、コントロールデッキにするなら採用しやすい方です。

・《交錯の混乱 / Muddle the Mixture
インスタント・ソーサリー限定。
カウンターとしても十分打ちどころは存在していますが、2マナのカードをサーチできる変成能力を目当てとしても採用されます。
特に《等時の王笏 / Isochron Scepter》と《劇的な逆転 / Dramatic Reversal》の無限マナコンボのサーチカードとして優秀です。

・《記憶の欠落 / Memory Lapse
打ち消した呪文がライブラリーの一番上に戻ります。
そのまま打つだけではただの時間稼ぎにしかなりません(それが強い場面も存在はします)が、ライブラリー破壊や強制シャッフルを組み合わせると戻したカードが再度戻ることもなくなるので強く使えます。

・《剥奪 / Deprive
追加コストとして土地を戻す必要がある《対抗呪文 / Counterspell》。
土地を戻す必要があるのはネックですが、上陸能力(土地が戦場に出ることで誘発する能力)を持つ統率者なら強く使えるかもしれません。

・《ジュワー島の撹乱 / Jwari Disruption
1マナ払わない限り打ち消し。
打ち消しとしては最序盤以外は弱いです。
どちらかというと土地枠で採用するカードで、打ち消しとしても運用できる可能性がなくはないという運用です。ライブラリー内の呪文比率を上げるためにも使えます。

多色のカード

・《ドビンの拒否権 / Dovin's Veto》(青白
クリーチャーでない呪文限定。
なんと打ち消されません。青白を含むデッキであれば《否認 / Negate》より優先され得ます。

・《対抗突風 / Countersquall》(青黒
クリーチャーでない呪文限定。
2点失わせるというおまけが付いていますが、基本的には誤差です。
青黒を含むデッキで追加の《否認 / Negate》として採用される可能性があります。

・《湖での水難/Drown in the Loch》(青黒
マナ総量がコントローラーの墓地枚数以下の呪文限定。同条件でのクリーチャー破壊も可能。
対戦相手のライブラリーを墓地に落とす統率者であれば相当強く使えます。そうでなくても墓地は自然に溜まるため、中盤以降には普通に運用できる可能性は高いです。

青以外のカード

・《ティボルトの計略 / Tibalt's Trickery》(
何でも打ち消せる代わり、別の呪文をランダムに唱えさせてしまいます。呪文バージョンの《混沌のねじれ/Chaos Warp》のようなイメージです。
青を含まないデッキなら(奇襲性能込みで)有力な候補だと思っています。諸説ありますが。
統率者戦においてはマナ加速呪文が多数採用されがちなので、別の呪文が致命的になることはさほど多くありません。たまに悲惨なことになりますが、これがなければどうせそのまま負けているので諦めましょう。

3マナのカード

・《巻き戻し / Unwind
クリーチャーでない呪文限定ですが、土地を3つアンタップできます。
打ち消した後に別のアクションを取りやすくなるため、構えて動くデッキにはよりおすすめです。
なお、この呪文自体が打ち消されてしまうと土地をアンタップできないので注意しましょう。

・《襲来の予測 / Saw It Comming
予顕をすると2マナで打てるようになります。合計4マナかかってしまいますが、序盤に引いた時には予顕、後から引いた時にはそのまま持っておくというように使い分けできます。

・《冷静な反論 / Stoic Rebuttal
アーティファクトを3つ以上コントロールしていると1マナ軽くなります。
統率者戦ではマナアーティファクトが多数採用される関係上、条件を満たせることは多いです。

・《不許可 / Disallow
呪文のみならず、起動型/誘発型能力まで打ち消せます。
まさに何でも打ち消せるカード。

・《解消 / Dissolve
・《悪意ある妨害 / Sinister Sabotage
打ち消した上に、ドロー操作を行えます。
ゆっくり構えていくデッキにおすすめ。

・《魔術師の反駁 / Wizard's Retort
ウィザードをコントロールしていると1マナ軽くなります。
統率者がウィザードであれば大抵2マナで唱えられます。なお、便利な効果を持つウィザードは多いので、特に意識しなくても2マナで唱えられることが割とあります。

・《大魔導師の魔除け / Archmage's Charm
打ち消しモードの他、ドローモードとコントロール奪取モードを持ちます。
ドローに変換できるので腐りづらいですが、青トリプルシンボルと唱えづらいので青が濃いデッキ以外では採用しづらいです。

多色のカード

・《対抗変転 / Counterflux》(青赤
打ち消されません。
超過で唱えることによってストームや続唱といった複数の呪文を唱える行為への対処も行えます。

・《バントの魔除け / Bant Charm》(青白緑
インスタント限定。
打ち消しとしては重い《払拭 / Dispel》ですが、他のモードでアーティファクトやクリーチャーの除去を行えるため汎用性は高いです。

4マナ以上のカード

・《巻き直し / Rewind》(4マナ)
4マナになって対象が限定されない《巻き戻し / Unwind》です。
少し重いのでしっかり構えるデッキでの運用がほとんど。

・《暗記+記憶 / Commit+Memory》(4マナ)
打ち消さず、そのままライブラリーの上から2番目に戻します。土地でないパーマネントも対象に取れます。
どちらかというと時間稼ぎ用のカードです。余波で唱えた時の《Timetwister》能力も見込んでの採用がほとんど。

・《撃退 / Foil》(4マナ)
手札から島カードともう1枚捨てることによってマナコストを支払わずに唱えられます。
基本的には4マナで唱えるつもりで採用して、序盤に仕方なく代替コストで唱えるという運用がほとんどです。

・《誤った指図 / Misdirection》(5マナ)
手札から青のカードを1枚追放することによってマナコストを支払わずに唱えられます。
呪文の対象を変更する呪文ですが、運用上打ち消しとして扱います(打ち消し呪文の対象を《誤った指図 / Misdirection》自身に変更することで対象不適正での打ち消しを行わせられます)。
除去の対処にも使えるため、汎用性はかなり高いです。とはいえ対象を取らない呪文には何もできないので涙を呑むこともしばしば。

・《神秘の合流点/Mystic Confluence》(5マナ)
3マナを支払わないと打ち消し(を3回まで)。
クリーチャーのバウンスとドロ―のモードもあるため、かなり小回りの効くカードです。
格安界の《謎めいた命令 / Cryptic Command》……かもしれない。

・《衝撃的な幻視 / Traumatic Visions》(5マナ)
2マナで基本土地サイクリング(手札から捨てることで基本土地をサーチする)を行えます。
基本土地サイクリングメインで運用し、土地が伸びたら打ち消しとして唱えるという使い方になります。

・《崇高な天啓 / Sublime Epiphany》(6マナ)
なんかいろいろできます。でも重い。

・《静寂の命令 / Decree of Silence》(6マナ / 8マナ)
6マナでサイクリングをすると打ち消しが誘発、8マナでエンチャントとして唱えると3回まで打ち消しを行えるパーマネントになります。
サイクリング誘発能力の方は実質的に打ち消されない打ち消しとして運用できます。
どちらかというとコスト踏み倒しや墓地からの釣り上げで戦場に出してロックしていくのがメインの運用になります。
厳粛 / Solemnity》と一緒に戦場に並べると無限に打ち消せます。

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