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【FaB】初心者向け布教用デッキ作った!(霧隠の秘境コモン・レア限定構築)

はじめに

はじめまして、めのーと申します。
なんだかんだFlesh and Blood(以下FaB)を遊び始めて1年くらい経ったTCGおじさんです。
FaBは中級者くらいで、使っているヒーローはRhinar、Azalea、Levia、Kanoなどです。
最近はポケカもちょこちょこやっていたりします。

今回新発売のセット『霧隠の秘境』(Part the Mistveil / MST)からFaBに念願の日本語版が来るということでFaBに興味を持ってくれる人が多少なりとも増えてくれると嬉しいなと思い、今回登場したそれぞれのヒーローの初心者向け布教用デッキを組んでみました。
コモン・レア限定とはいえある程度パワーのある構築にしたつもりですので、ひとまずお安くFaBを始めてみたい! という方にはなかなかおすすめできるものになっていると思います。
(なお、公式の構築済みブリッツデッキも存在するので、そちらを使ったり、改良していくのもおすすめです)

というわけでそれぞれの布教用デッキの内容とざっくりとした使い方について解説していきます。
また、それぞれのデッキリストは使っているツールの都合上英語版になってしまっています。ご了承ください。


超越カードに関するTips

超越する」という能力を持つ青の神秘・インスタントカードをこのnoteではまとめて「超越カード」と呼称します。
超越カードの枚数は各ヒーローごとに異なりますが、いずれのヒーローでも使い方が重要になってきますので、それらに関するTipsを書いておきます。

超越カードの例。左が表面、右が裏面

複数枚の超越カードを引いたときの使い方

超越カードはいずれも青のインスタントであるため、1枚の超越カードをプレイした後優先権を放棄せず即座に別の超越カードをプレイすることによって、双方の「他の青のカードをプレイしていた場合」という条件を満たすことができ、双方ともに超越して手札に複数の《内なる気》を加えることができます。

攻撃を対象に取る超越カードの使い方

攻撃を対象に取る《大海の一滴》《秤を動かす穀物》《誰もが通った道》の3枚は自分の攻撃も相手の攻撃も対象に取ることができます。

また、攻撃のダメージを解決した後のレゾリューションステップ(日本語版が整備されたら名称が解決ステップとかになるかもしれません)において攻撃を対象にパワーの増減をさせた場合、特にダメージには反映されないため、相手の攻撃を対象としてノーリスクで《秤を動かす穀物》をプレイすることが可能です(自分の攻撃を対象に《大海の一滴》をプレイする際も同様)。

ただし、レゾリューションステップ中に続行を与えた場合には続行の能力でアクションポイントが増えてしまうため、《誰もが通った道》の使い方には注意しましょう。
また、既に続行を持っている攻撃に更に続行を付与することは可能です。その場合、アクションポイントは1つしか増えませんので、《誰もが通った道》を相手ターン中に使いたい時は相手の続行持ちの攻撃を対象にしましょう。
(2024/6/25追記:レゾリューションステップ後のリンクステップ中に続行を与えた場合にはアクションポイントが得られないようです。続行を持たない攻撃を対象に使う際はリンクステップに行いましょう)

これらのテクニックはリソースの都合で相手ターン中に超越しておきたいという場合によく使います。
ルールに関わることなので少しややこしいですが、ぜひ覚えておきましょう。

《昇る太陽、沈む月》の使い方

昇る太陽、沈む月》と他の超越カードを使って2枚とも超越する場合、《昇る太陽、沈む月》をプレイしてからもう1枚をプレイすることによって、手札に加えた《内なる気》をデッキの一番下に戻すことが可能になります。
気リソースは欲しいが青の枚数はこれ以上要らなさそう、という場合に使うことがあります。

また、手札にある仮初めを持つカード(ゼンの《臥虎》、ヌゥの《這いずり》《牙の一撃》)をデッキの一番下に戻すことも可能です。
このターン中の有効札を増やしたいという時に稀に役に立ちます。

《伝統の維持》《時の経過》の相互作用について

対戦相手が《伝統の維持》をプレイし、対象として宣言したカードを《時の経過》によって対象に取り、追放することができます。
逆に、《時の経過》によって追放されそうなカードを《伝統の維持》でデッキの一番下に戻すことも可能です。
その場合、対象としたカードを失った《伝統の維持》もしくは《時の経過》は何も解決することなく墓地に置かれます。
(青のカードのプレイ自体は行っているので、もう1枚超越カードをプレイしているなら、そちらは超越できます)

相手の《内なる気》を1枚減らすことができるので、チャンスがあれば積極的に狙ってみたいプレイになります。

ゼン

ヒーロー解説

忍者ってかモンクじゃね?
一部ではサガットの仲間と言われているとかいないとか

ゼンの能力は気リソースを使っての起動型能力、《臥虎》を作成してコンボを持つカード(以下、コンボカードと呼称)をサーチする能力のみです。

これ自体は弱いが色々シナジーを生む
ちなみに初出は『Dynasty』で、イラストはその頃と同じもの

しかし、この唯一の能力こそが非常に強力です。
『霧隠の秘境』に収録されているコンボカードはほとんど《臥虎》の後にプレイすることでボーナスを得られるカードであるため、これを起動できるターンは強力な攻撃が行えます。
また、忍者というクラス自体が連続攻撃を行うアグロクラスという立ち位置(忍べよ……)なので、相手をひたすらに攻め立てていくのが大好き! という方には強くおすすめできます。

構築解説

  • リスト


  • 解説

コンセプトとしては「忍者らしくひたすらに攻撃!」です。
『霧隠の秘境』に収録されているカードには0コストで元々続行を持つカードがかなり少ない(コモン・レアだと《噛みつく息吹》のみ)ため、青のカードから3リソース出して1コストのカードを連打したり、1コストのカード+2コストのカードもしくは《虎手懐けの錫杖》での攻撃を行ったりという動きがしやすいように配分を整えています。
また、超越カードを8枚全投入し、可能な限り《内なる気》で《ゼン》の能力を起動する強いターンを作りやすくしています。

プレイ指針

  • 手札を攻撃で効率的に使い切る

アグロ的な戦い方をするデッキ全般に言えることですが、引いた4枚(+格納庫の1枚)を使ってどういう攻撃ができるか、それは合計で何点の攻撃になるのかを毎相手ターンの最初に考えましょう。
そして効率的な攻撃をするのに不要そうなカード、余りそうなカードがあればそれを防御に回しても構いません。
わかりやすいのは超越カード以外の青のカードを複数枚引くようなターンで、大体の場合はリソースが大きく余ってしまうため、青のカードは1枚を残して残りは防御に差し出してしまえることがほとんどです。

ゲーム終盤でライフが残り5以下くらいになるまではこの指針に則ってプレイしていれば比較的まともなライフレースができるようになると思います。

  • 超越カードを2枚引いたターンはビッグチャンス

超越カードを2枚引いたターンは高出力な打点を作るチャンスです。
上記の「超越カードに関するTips」の項目にも書きましたが、超越カードが2枚あれば双方を超越させ、《内なる気》として手札に戻すことが可能です。
そうなれば、手札に残ったもう一枚の《内なる気》から出る3リソースを残したまま《ゼン》の能力を起動し、コンボカードと《臥虎》をこのターンの攻撃として追加し、かなり質の良い攻撃が行えます。
元々超越カード自体が防御値を持たないこともありますが、超越カードを2枚引いたターンはあまり防御を行わず、攻撃を行うターンとする方が良いです。

  • 防具を有効に使う

忍者の装備品である《しおれた髭の仮面》《報復の闊歩》はどちらも強力な効果を持っています。

コモンなのにめちゃ強い

しおれた髭の仮面》は墓地のコンボカードをデッキに戻す効果を持っているので、一度使った強力なコンボカード(特に《解き放たれた氣》)をデッキに戻して再び《ゼン》の能力で再利用することが可能です。

報復の闊歩》は防御時に手札に《臥虎》を作成する能力を持つので、手札に《臥虎》を要求するコンボカードが存在するけど《臥虎》を作成するカードがない場合にコンボを達成するための補助ができます。

どちらも一度きりの防御値1の装備品ですが、有効に活用できないタイミングで防御に差し出すことのないように気をつけましょう。

強化プラン

『霧隠の秘境』内のカードで強化できるプランとして、マジェスティックの忍者カードである《尻尾追い》《歯と爪》を入れましょう。
入れ替え候補は《種に水》《湧き出る怒り》あたりです。

英語のカードに抵抗がないのであれば、『Monarch』に収録されている《Belittle》赤2枚と《Minnowism》青1枚を入れるのもおすすめです。
また、『History Pack 1』に収録されている《Vest of the First Fist》や、『Outsiders』のKatsu構築済み及びArakni構築済みに収録されている《Blossom of Spring》など、リソースを出す能力を持つ胴を導入することで手札からのリソースが足りないターンでも動きやすくすることが可能です。

予算をもっと使えるのであれば、『History Pack 1』に収録されている汎用カードの《Art of War》や、忍者の装備品《Mask of Momentum》(こちらは『霧隠の秘境』日本語版に《機運の仮面》としても再録されています)を購入しても良いと思います。
また、『Uprising』に収録されている忍者の装備品、《Tiger Stripe Shuko》もおすすめです。
特に《Art of War》があると1ターンで出せる打点の上限が大きく引き上がるので、爽快感が更に上がることでしょう。

ヌゥ

ヒーロー解説

サキュバス蛇使いアサシンお姉さん
属性過積載すぎるだろ

ヌゥの能力は常在型で隠密を持つ攻撃(以下、隠密攻撃と呼称)に防御したアクションカードを追放する能力を与える能力と、起動型で相手の追放ゾーンの青のカードをコストを支払わず何枚でもプレイする能力の2つです。
常在型能力で相手が防御に差し出した青のカードを追放しつつ、起動型能力でそれらを自分のものとして活用するというシナジーを持った能力を持ち合わせますが、実際のところ起動型能力についてはあまり積極的に狙いません(詳しくは後の「プレイ指針」で解説)。
暗殺者は相手の攻撃を防御しながら相手の嫌がる攻撃でちくちく攻撃していくクラスなので、他のカードゲームでミッドレンジやコントロールが好きだった人にはおすすめです。

構築解説

  • リスト


  • 解説

コンセプトは「ほどよく守ってチャンスを狙おう!」です。
入っているカードのうち、《蒼白》2枚と《秤を動かす穀物》《誰もが通った道》以外は全て防御値3(及び防御値3相当)のカードで固めています。
そのため、手札のうちほとんどを防御に回してもバリューが落ちないような構築に仕上がっています。

また、ヌゥの強みとして、相手のデッキ枚数を減らす能力を持った隠密攻撃が多数存在することが挙げられます。
その強みを後押しできるように、相手のデッキから直接カードを防御に差し出させることのできる《親密さの誘引》を各色2枚ずつ、計6枚フル投入しています。

地味ながら実はかなり強い


プレイ指針

  • まずは守りに差し出せるカードから考える

ヌゥのデッキには続行を持つカードが存在せず、《反抗の高踵》や《擦れ音》によって作成される《這いずり》によってのみ続行を与えることができます。
逆に言えばそれ以外の方法では攻撃アクションを複数枚使うことができないという構成になっているため、手札のうち使えるカードが1〜2枚だけ(赤の隠密攻撃1枚か、青のカード+《前哨地の稜堡》or《蒼白》)という状況がほとんどです(ちなみに、《招き寄せの霧刃》による攻撃は青の攻撃と組み合わせて有効な時やリソースが余りそうな時以外はあまり積極的に狙わなくて良いです)。

そのため、返しの自分のターンでどういう攻撃ができるかを考えつつ、残りのカードは全て防御に差し出すつもりで考えておきましょう。
また、攻撃リアクションが手札にある場合はできるだけ防御に差し出すのを後回しにしつつ、相手の強力な攻撃が来た場合にのみ差し出すというように防御に差し出す優先度を考えることも非常に重要です。

  • 《問題の拡大》《徹底的な細断》で択を迫りつつダメージを与える

問題の拡大》や《徹底的な細断》をプレイしつつ要求される攻撃リアクション回数を達成できる手札が来たターンは攻撃のチャンスです。

どちらも攻撃リアクションを使うことで打点が上がる
攻撃リアクション2回は《毒の噛みつき》《擦れ音》で容易に達成可能

控えめに防御しつつ、手札を抱えた状態で《問題の拡大》や《徹底的な細断》をプレイし、相手にどれくらい防御を行わせるかの択を迫りましょう。
この際、相手が2枚以上でのブロックを行うのであれば、次の相手の攻撃が緩くなるということになります。そうなれば、ここでは攻撃リアクションをあまり使わず次のターンのために温存して再び択を迫っていくのも選択肢に入ります(他の隠密攻撃に多数の攻撃リアクションを乗せるだけでも強力な攻撃ができます)。

  • ヌゥの能力起動はあまり狙わなくて良い

ヌゥの「相手の追放されている青のカードをコストを支払わず何枚でもプレイできる」という能力は非常に強力ですが、相手の追放ゾーンに有効な青のカードがちゃんと溜まっていないと有効活用できないという側面もあります。
そのため、ゲームが少し長引いた時の選択肢として考える程度で問題ありません。
序盤に手札に来た超越カードは普通に青のカードとしてピッチしていきましょう。

  • デッキ切れによるウィンコンディションも考慮しつつ動く

隠密攻撃や《親密さの誘引》によって相手のデッキを減らせているならば、相手のデッキを減らしてプレイ可能なカードを極端に減らす(《内なる気》だけの状態にするなど)ことによって勝ち確状態を作ることが可能です。
デッキ切れを最初から狙うのはあまりおすすめできませんが、ゲームが長引いてきた場合の勝ちパターンの1つとして認識しておきましょう。

強化プラン

『霧隠の秘境』に収録されているマジェスティック及びレジェンダリーの暗殺者カードはどれも強力です。
隠密攻撃《苦悶の束縛》《惹きつける予後》はどちらも非常に強力なので、手に入るならば積極的に採用したいです。
また、攻撃リアクションの《ほんの切り傷》は使いどころこそ少し難しいもののこちらも強力で、上記の青の隠密攻撃と組み合わせることで相手に嫌な択を迫ることができます。
相手に嫌がらせをしたいのならば《セイレーンの呼び声》もまた強力なカードです。特に、相手の手札にある青が1枚しかない場合には相手の手札を機能不全に陥らせることも可能です。
ゴルゴンの視線》とレジェンダリー装備品の《繰り返す悪夢の仮面》はいずれも強力ですが、《内なる気》と併用することでバリューを高めることができるカードなので、採用していない超越カードや《聖なる技:暗流の欲望》を追加で採用することが必要になるかもしれません。

英語のカードに抵抗がないのであれば、まずは『Outsiders』に収録されている武器《Spider's Bite》《Scale Peeler》《Orbitoclast》《Nerve Scalpel》を採用したいです。いずれも相手に嫌な択を迫ることのできる武器なので、対面によって使い分けていきましょう。
防御面を強化したい場合、防御リアクションカードを採用するのも良いでしょう。『History Pack 1』に収録されている《Sink Below》《Fate Foreseen》はどちらも防御値4という優れたスペックを持ちます。

また、『Dynasty』に収録されている《Leave No Witnesses》と《Surgical Extraction》はどちらもお値段が少し張りますが暗殺者カードの中で飛び抜けたバリューを持つカードなのでぜひとも採用したいカードになります。

もっと予算を使えるのであれば、『History Pack 1』に収録されている《Command and Conquer》《Fyendal's Spring Tunic》も非常に強力で、いろんなデッキに採用されるカードなのでFaBにどっぷりハマる予定のある方は買ってみてもいいかもしれません。

エニグマ

ヒーロー解説

幻術士はなぜか顔が良い傾向にある
 日本絵バージョンがあり、そちらも人気

エニグマの能力は常在型で《霊気の盾》の攻撃コストを下げる能力と、起動型で+1カウンターの乗った《霊気の盾》を作成する能力の2つです。

盾とか言いながら大体殴ってくる。キャプテン・アメリカか?
このイラストの雰囲気は好き

幻術士の武器にはオーラを武器にする能力を持つものが多く、大体はヒーローと武器でセットで能力を発揮します。
今回収録されている《先祖の綴れ織りの巻物、小宇宙》もそういった能力を持ちます。

コスモ(ちゃんと英語名もCosmo)
他の幻術士の武器も大体似たような能力を持つ
幻術士がしばしば「オーラバトラー」と言われる所以

そう、幻術士というクラスはこのゲームには珍しい「盤面を作る」という概念を持つクラスです(そのせいで歴代の面々は悪さをしまくっているわけですが……)。
神秘的な雰囲気を持つカードが多く、好きな人はとことん好きな一方、その特殊性から嫌いな人はとことん嫌いという好き嫌いがはっきりと分かれるクラスになります。
エニグマの神秘的な雰囲気が好き、盤面にいっぱい並べるのが好きという方にはおすすめです。

構築解説

  • リスト


  • 解説

コンセプトは「ひたすら盤面管理!」です。
インスタントでアクションポイントを消費せずに結界持ちオーラ(以下、結界オーラと呼称)を出しつつ、その結界オーラで攻撃、という動きができるように構築しています。

結界オーラは継続的にその結界の値分の攻撃値を持つ武器でありながらその値分のダメージを一度だけ軽減できる防具でもあります。
しっかり盤面管理をすることで1枚でのバリューを出せるような動きができるよう、可能な限り防御値3のカードも多く投入しています。

正直に言ってしまうと『霧隠の秘境』に収録されているコモン・レアのカードだけでは強力な結界持ちオーラが少なく、他の2ヒーローに比べると少しパワー不足な側面もあるかもしれません。
とはいえ基本的な動きは抑えられるような構築になっているので、このデッキでエニグマの魅力にハマった! という方は後の「強化プラン」を見つつぜひデッキを強化してみてください。

プレイ指針

※あまりエニグマのプレイ経験がないので、有識者に聞いてアップデートされる可能性があります。

  • 盤面を作るために

インスタントの結界オーラを出して武器として攻撃するという行動はある程度のバリューが保証される行動ですが、何も考えずに順番に1枚ずつ出しているだけだと盤面の打点が足りなくなってしまいがちです。
時には盤面を展開することよりも気の教義の二シリーズや《前哨地の稜堡》で攻撃することを優先し、格納庫に結界オーラを置いておくターンを作ることも重要になるでしょう。
複数枚のインスタント結界オーラが揃うまである程度防御しつつ、何も結界オーラを出していない状態から相手の攻撃をライフで受け、手札から複数枚の結界オーラを一気に展開するというのが盤面の打点を一気に確保できるのでおすすめです。
また、複数の結界オーラが展開できた際には《継がれる伝統》や《星霊の食刻》によって+1カウンターを乗せ、《先祖の綴れ織りの巻物、小宇宙》の能力で続行を与えることによって複数の攻撃が行えるようにする必要もあります。

  • 作った盤面を守るべきか考える

結界オーラを展開した後は、それらを維持するのか結界の能力でダメージを軽減して防御に回すのか、常に考える必要があります。
オーラによっては破壊された時の能力を持っているものもありますし、あえて破壊することで手札にある結界オーラの「他に幻術士のオーラをコントロールしていない場合」という条件を満たすこともできます。
また、相手のこのターンの攻撃が強力でありそうならば、どうせ手札を防御に回しても盤面を守りきれないという判断を下し、手札を温存するのも手です。
自分の手札状況と盤面状況、相手の手札状況などを考慮しつつ常にどのように手札を使うのかを考えていきましょう。

  • 軽減不可能力に注意!

ヌゥのデッキに入っている《徹底的な細断》など、一部のカードは「これにより受けるダメージは軽減できない」というテキスト(軽減不可能力)を持っています。

エニグマ殺しカード
MSTのリミテッド環境ではヌゥをやるきっかけになる

結界オーラを複数枚コントロールしている時に軽減不可能力を持つ攻撃のダメージを受けた場合、結界の能力によって軽減しようとする→軽減不可なのでダメージが減らない→次の結界の能力によって軽減しようとする→…のループが起き、全ての結界オーラがダメージを軽減することなく破壊されてしまいます。
また、装備品の《空纏いの稽古衣》《空歩きの稽古衣》の持つ能力もダメージを軽減する能力であるため、こちらも無力化されてしまい、手札からの防御のみが有効という状態になってしまいます。
盤面を守り切ろうとする場合、軽減不可能力を持った攻撃には注意が必要です。

強化プラン

※自分自身あまり幻術士の構築には詳しくないので、この項目は有識者に聞いてアップデートする可能性があります。

『霧隠の秘境』に収録されているマジェスティックの幻術士カードはいずれも非常に強力です。
ミラガイの顕現》《激怒の亡霊》《安息無き合体》はいずれもほぼ無条件でフル採用できるスペックをしており、これらを既存の青・黄色の結界オーラと入れ替えるだけでもデッキが非常に強力になるでしょう。
聖なる技:不死の月の社》も上記の《ミラガイの顕現》《激怒の亡霊》といった強力な青のカードが増えればプレイしやすくなります。
一万年の再結成》も結界10という非常に派手な能力を持ち、盤面の+1カウンターを取り除くことでリソースを支払わずにプレイできるため、盤面の管理ができるようになったならぜひとも採用しましょう。

また、神秘のマジェスティック・レジェンダリーカードもいずれも魅力的です。
攻撃面を強化できる《悟りの段階》はほぼ無条件に採用できるでしょう。
超越カードの枚数はある程度調整する必要があるかもしれませんが、防御面を強化する《攻撃性の解放》は非常に強力で、攻撃面を強化できる《神秘の教義の折本》《宇宙の目覚め》はいずれも構築次第にはなりますが強力な効果を持ちます。
こちらも超越カードの枚数の調整は必要そうですが、《経絡の道》《宇宙の横断》も強力な装備品です。

英語のカードに抵抗がないのであれば、『Everfest』に収録されている《Shimmers of Silver》及び『Bright Lights』に収録されている《Phantom Tidemaw》はいずれも盤面の脅威を成長させることのできるカードで、採用することで攻撃面の強化が行えます(どちらもエニグマの登場でお値段が上がってしまっていますが……)。

最後に

まずは、ここまで読んでいただいてありがとうございます。
この布教用デッキが少しでもFaBを広める一助になれば幸いです。

何か連絡などあれば自分のTwitter(またの名をX)にDMなどしてください。
アカウントは↓です。
https://twitter.com/DemonCatMeno

最近はあまり出没できていませんが週末にTOKYO FABに行ってプレイしたりすることもあるので、遭遇した際はぜひ仲良くしてやってください。

以下、初心者プレイヤーと経験者に向けてそれぞれメッセージを。

これから初める方・初心者プレイヤーに向けて

ぜひFaBにハマってください!!!!!
自分から言いたいのはひとまずこれに尽きます。

経験や実力がかなり出やすいゲームで、最初はなかなか躓くことも多いかと思いますが、FaBコミュニティは新規プレイヤーを熱望しているので経験者に聞けば大体熱意を持って色々教えてくれると思います。
時には質問した側よりも熱意を持って色々考えてくれることもあるかもしれませんが、ぜひ引かずに聞いてあげてください笑。

もちろん自分に質問してもらっても大丈夫です。XのDMなどで質問してもらえれば自分にわかる範囲のことなら何でも答えます!
楽しいFaBライフをお過ごしください!

経験者に向けて

わざわざ言うまでもないことかとは思いますが、日本語版が来た今がプレイヤーを増やすチャンスです!!!
このnoteのリストをそのまま使う必要はないと思いますが(たたき台としての利用でもOKです)、布教用デッキを作って初心者の皆さんに提供してもらえると助かります。

デッキリストについての質問や改善案などあれば連絡してもらえれば対応しますが、改善案に関しては自分の構築思想と合わない場合には取り込めないかもしれないことをご了承ください。

読んでいただいてありがとうございます。 気が向いた方は投げ銭を頂ければ幸いです。 モチベーションに繋がります。