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葛飾区 日乃出湯 ※日の出湯表記もあり

2021.12.21.

今日も出社日だったので、仕事終わりに銭湯に行ってみよう。
そろそろ葛飾区銭湯も全軒陥落に近く、一気に回ってみましょう。

実はこちらは11月初旬に訪問し、臨時休業の憂き目にあった銭湯だった。今日は事前にお電話し、営業を確認。とはいえ閉店がやや早いので、こちらを一軒目に。

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5時間のみの営業、サウナ利用は男性のみのためご留意を。

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フロントの女将さんに、例によって回数券でお支払いしつつ、スタンプをいただきつつ、事情聴取。
ビル型銭湯ではあるものの、まだ一代目、つまり初代のご夫婦で運営もしているのだとか。元々は宮造りだったのかなあ。
ご主人は赤羽ご出身、女将さんは皇居近く、なんと学士会館近くのご出身とのことで、銭湯の経営は「やりたくなかったんだけどねえ」とのこと。
なお、ご主人の弟さんの息子さんが品川区「末広湯」を経営されているそう。店主が着ていたTシャツに度肝を抜かれた、例のお店ですね。

甥っ子さんもやや変わり者の記憶があるのだけれど、関係性もやや薄くなっているのだとか。
なお、サイトによると、昭和36年創業なのだそうだ。マニアック情報なのだけれど、衛生管理の優良施設として、元東京都知事・石原慎太郎氏から贈られた賞状もあるのだそうだ。脱衣場は2時間、桶は1時間かけて磨いており、フロント、ロビー、脱衣場にも生け花があしらわれ、季節感も感じることのできる銭湯。さらにお庭の手入れも行き届いているのだとか。

脱衣所であれこれメモをしていると「お風呂屋さん回ってるの?」と常連さんらしきからお声がけいただく。「はい、調布からなんです、もうすぐ440軒なんです」というと感嘆される。私も半ば呆れてます、ええ。この辺りのオススメ銭湯も教えてもらった。といっても、全て訪問済みだったのだけれど、日々通っている方々の声と一見の私の感想は、時間帯も違うと景色も変わるため、とっても参考になる。私からもオススメをお知らせしつつ、モタモタしているように見えたのか「早く入った方がいいよ」とピシャリ。「ではお邪魔しまーす」と浴場へ。

正面にはいわゆるペンキ絵ではなく、七人のこびと、いや、白雪姫といったほうがいいかな、タイル絵がかわいい。男性サイドには大海原に浮かぶ帆掛け船のタイル絵のようで、親子連れはきっと女湯が好みだろう。そもそもペンキ絵が誕生したのも、富士山信仰もさることながら、ちびっ子たちが飽きないように、という視点もあるように思う。銭湯によっては、桃太郎や今回のキャラクターのような、お話をしながら眺められるものもあり、特にこちらのタイル絵はかわいいなと思った。

手前にカランが並び、湯船は左から電気風呂、ジェットバス、エステジェット、バイブラ湯、日替わり薬湯、水風呂、サウナのレイアウト。
電気はきっかりセンター付近もまったくジワらず。でも、油断禁物。
ここの売りは実のところ、強力なジェットだろう。エステジェットでここまで揉み解すのは珍しい。
そして、薬湯はアロマラベンダーで、薄い色でもほんのりいい香り。
お湯はどちらもややぬるめだけれど、しっかり浸かって温まり、水風呂でひんやり、温冷交代浴が頗る捗る。

なお、サウナは5か月ほど前に故障し、常連さん曰く修理はもうしないのだそうだ。ドアを開けて中を覗くと、四人定員のこじんまり系サウナ。とってもいいサイズ感なんだけどねえ、こればっかりは修繕費も大きく圧し掛かってくるから致し方ない。

さて、明日は葛飾区の銭湯はゆず湯開催予定。
あっという間に冬至なんだよなあ。明日もこのエリア、来てみましょうか。

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お遍路番号 葛飾 26
住所 〒125-0002
葛飾区西亀有4−16−14
電話番号 03-3605-1822
ホームページ
アクセス 常磐線「亀有」駅 徒歩8分
休日 水曜
営業時間 15:50−男湯22:30、女湯22:00、サウナは20:00まで

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