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北区 稲荷湯

2021.8.29.

今日の二軒目は、北区に移動。

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外観もとても立派。ぜひお話も中で聞いてみよう。

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番台の女将さんに例によって回数券でお支払いをしつつ、スタンプをいただきつつ、事情聴取。
こちらは石川県ご出身の初代から数えて現在五代目とのことで、大正3年からこちらのご家族で銭湯経営を始め、現在の建物は1930年に建てられたのだそうだ。80年も前の姿を維持できているのは、本当にすごい。こちらのご家族が代々大切に守ってきたのだね。登録有形文化財にもなり、2012年に公開された映画『テルマエ・ロマエ』のロケ地でもあったそう。
このあたりは銭湯検定に出そう。知らんけど。
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そして、2014年12月に内部をリニューアルした際に、ぬる湯の浴槽を設けたのだそう。その時期に燃料も手間のかかる薪からガスに変わったようだ。ちなみに薬湯は土日祝に実施中。
参考までに、紹介エッセイ、稲荷湯の先代女将さんへのインタビューもどうぞ。

脱衣所は広々、いいねえ、ここ。お庭も鯉が泳いでいて、とってもステキ。ザ・昭和の銭湯そのものだ。
浴場は、木桶やいすが並び、湯船は左から、ぬる湯、熱湯、超熱湯の三つのみ。熱湯はおそらく46度くらいか、もう、膝までしか入れない。何と以前は48度だったとか。バカいってる!
薬湯は本日ピスタチオ湯で、アレルギーがあるため入れず、ぬる湯のみ。こちらは炭酸泉のような体感でとても快適。
ぜひ熱湯にトライしてほしい。蒲田温泉より熱いから。常連さん方も誰も入ってなくて、誰のために沸かしているのか知りたい。本日は私のためと思い、押すなよ押すなよひとり芸。

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先代の女将さんの記事によると、お嫁にいらしたときの入浴料金は17円で、昭和30年代には料金を値上げするために、お風呂屋さんたちがデモ行進したこともあったのだそう。
また、銭湯は清潔さとお湯しか売るものがない、ということばもいいね。
こだわりの木桶も、「毎日専用の機械で洗わないとぬめるし、タガの輝きもくすんじゃう。手入れは大変ですけど、浴室にコーンて響く木の音はいいもんですよ」「桶は、毎年正月の朝湯で、お客さんへのお年賀として新しいものに取り替える」のだそう。またお正月に来てみたいなあ。

ビックリした、とっても長い靴ベラ。都内最長ではないか?

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というわけで、本日も韓国料理屋さんに。
楽しみにしていた、サムギョプサル。結構厚いお肉で、大満足!

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うん、油もジューシーでうんまい!

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スンドゥブチゲも美味しい。辛くてたまりませんな、こりゃ。

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お遍路番号 北 29
住所 〒114-0023
北区滝野川6−27−14
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休日 水曜
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