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品川区 武蔵小山温泉 清水湯

2021.1.1.

東京浴場で気分よく風呂を上がり、てくてく12分ほどだろうか。今日はハシゴ銭湯だ。お客さんの出入りも多く、めちゃくちゃ混んでいそうなお店。

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なんと都内で唯一、ニ種類の温泉があるのだそう。黒湯と、黒湯より深い地層から湧き出ている黄金の湯だとか。違いがわかる気がしないが、例によって回数券で支払い、スタンプをもらいつつ、脱衣所にゴーウ。

ちなみにここの、サイトに面白い注意書きがあった。
曰く、「浴場内で故意、過失ともに脱糞した場合、警察を呼んだうえ経費として10万円を請求します。脱衣場の場合5万円の請求をします。館内にはあえて注意書きは貼りません。常識ある小さな子供に後ろ指をさされない入浴を心がけてください」とのことなので、留意されたい。

脱衣所は、激混み。下足箱と同じく、ロッカーも100円リターン式。脱衣の様子から推し測るに、正月ということもあるかもしれないが、銭湯初心者、常連さん、ランナーが同じ割合くらいいそう。なので、マナーも推して測るべし。

洗い場も激混み。右側が洗い場で、シャワーはヘッドスパ効果があるようだったが、私が選んだ4箇所ともに壊れていた。がーん。あと、お隣のシャワーの水飛沫が飛びすぎな気も。

左側には手前からサキーの必要なサウナ(サウナ代400円)、黒湯っぽい水風呂、黒湯の湯船にはジェットバス三席、角に電気風呂が並ぶ。ちなみにジェットは七馬力のハイパージェットバスなのだそうで、たしかに強い。電気風呂は一馬力くらいだろうか、かなり弱め。とはいえ、30cmは離れていたが。黒湯は大田区の黒湯よりもかなり薄めだが、とろみがあった。とはいえ、混みすぎていて長湯しにくい。

そして、露天風呂コーナーは、一階、二階と黒湯なのか黄金湯なのか知らんけど小さな岩風呂風の湯船があり、とにかくぎゅうぎゅうに人がいた。デッキチェアなども三席あり、ほかにベンチもあったような気もする。こちらも混雑さえなければ楽しめそうだが、残念。

姉妹店情報については残念ながら取材できず。とはいえ、サイトに詳細に紹介されているので、抜粋しつつ要約してみよう。

現在、三代目。武蔵小山出身の初代が大正13年に当地で銭湯をはじめ、当初は一日1000人以上いたお客様も、高度経済成長とともに100人程度まで落ちてしまったそう。二代目になり、廃業しマンションにするか細々と継続か迷ったのち、突然「温泉を掘る!」と決意し、温泉掘削工事を始め、平成6年に第一源泉の天然黒湯温泉の採掘が成功したのだそう。なんてドラマティック!するとお客の数は3倍に増加したんだとか。それでも300人。そして三代目は二十代で家業を引き継ぎ、老朽化が課題だったため、借地を買い取り、さらには平成19年に第二源泉掘削したところ成功し、全浴槽かけ流し、平成22年には天然黒湯温泉のナノバブル化、平成20年5月18日リニューアルオープンと勢いがすごい。

続いて、サウナへゴーウ。ここも、定員めいっぱいに入っている。なかなか落ち着かないが、汗はその環境とは裏腹にだくだく。

そして水風呂もサ室隣でよい動線。じっくり冷やされる。これも黒湯らしいけど、かなり薄めかな。

全般にいえるのは、混みすぎて落ちつかないということ。定員はないのかな。入場制限をするべきレベルだと思う。ドライヤーも無料だからかもしれないが、三台それぞれ二人ずつ待っているし。

ちなみに2階は休憩スペース。

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ほかにも、利用はしなかったけれど、女性のみの岩盤浴もあるそう。入泉料+岩盤浴(30分)1,350円とのこと。

再訪はないけれど、空いていれば居心地のよいお風呂だと思う。

武蔵小山温泉 清水湯(品川区|武蔵小山駅)
●銭湯お遍路番号:品川区 4番
●住所:品川区小山3-9-1
●TEL:03-3781-0575
●営業時間:12〜24時、日曜は8〜24時
●定休日:月曜(祝日の場合は営業)
●交通:東急目黒線「武蔵小山」駅下車、徒歩5分
●ホームページ:http://www.shimizuyu.com/

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